国内外のメガネメーカーが今秋冬発表するフレーム・サングラス、メガネ関連アクセサリーの中から、デザイン・機能に優れた製品を表彰する「アイウェア・オブ・ザ・イヤー 2011」の受賞作品が決定した。
「アイウェア・オブ・ザ・イヤー 2011」はメンズ部門、レディース部門、サングラス・スポーツグラス部門、ラグジュアリー・ハイクラス部門、機能・技術部門、アクセサリー部門の6つがあり、それぞれ3つの製品が受賞した。
入賞した製品の中から、それぞれ1点ずつグランプリが選ばれ、10月18日(月)より開催されるアジア最大級のメガネ展示会 IOFT にて発表・表彰される。
メンズ部門
LUNETTES KOLLEKTION(リュネット コレクチオン)「アートシー–ファートシー」※グランプリ受賞!
50~60年代に流行った輪郭のはっきりとした重いフレームにヒントを受けたデザイン。顔を引き立たせるインダストリアルなグレーや濃い深みを持ったブラウンを展開。
Monkey Flip(モンキー フリップ)「北斗」
熟練した職人の手による磨きでエッジを出した、国産ならではモデル。丁番や生地まで国産にこだわっている。
杉本圭 KS-56
弾力性の高いゴムメタルなどを使用した、掛け心地のよさが魅力。
レディース部門
myDeary SP10-015 ※グランプリ受賞!
シンプルなレンズシェイプに立体的なカットを施したテンプル(つる)を組み合わせたのが特徴。テンプルの付け根部分はハート型の独特なデザインとなっている。
アミドゥタム「エアーフラット」
素材に JINS(ジンズ)の Air frame(エア・フレーム)などでも使用される TR-90 を採用し軽さを追求。さらに、ビスを一切使用しないことにより軽くなったほか、金属アレルギーも軽減している。
MUNIC EYE WEAR(ミュニック アイウェア) Model 835
60年代風ヴィンテージルックのセル(プラスチック)フレーム。
サングラス・スポーツグラス部門
Dillon LUKE ※グランプリ受賞!
日本国内販売がスタートするブランド Dillon。見た目はマットだが、ガラスのようなクリアな視界をもつレンズを使用。米兵器会社との共同開発品となっている。
CAZAL(カザール) 8003/1
メタルとプラスチックのコンビネーションは見た目だけでなく、強度をも高めている。
Viktor and Rolf(ヴィクター アンド ロルフ) 71-0062 カラー:1
メタルとプラスチックを組み合わせたアビエータースタイルのサングラス。アジア系のひとの顔立ちに合わせたサイジングもうれしい。
ラグジュアリー・ハイクラス部門
大澤鼈甲(オオサワベッコウ) KUAI ※グランプリ受賞!
薄いとしなりが出て折れにくいというべっ甲の特徴を活かしたシートフレームで従来のべっ甲眼鏡から一新したスマートなデザインは、メタルにべっ甲をかぶせるという斬新なアイデアから実現。
DUN(ドゥアン) コンポジット カーボンフレーム DUN-LC10
メガネではまだまだ珍しいカーボンを素材に使用。
Smith & Norbu Corporation Limited Smith & Norbu Model 34
バッファローホーンを素材に使用したフレーム。全5色展開。
機能・技術部門
ecology(エコロジー) ECO-2001 ※グランプリ受賞!
ペットボトルをリサイクルした素材を使用したフレーム。
ic! berlin(アイシーベルリン) ペア アニヒレイション
ic! berlin(アイシーベルリン)初の折りたたみフレーム。専用のバッグつきで気軽に持ち歩けそう。Muse Occhiali - Spine Technology Mod. Urania
ネジなしテンプルの動きを可能にする脊椎パーツにより、フレキシブルな構造が特徴のフレーム。
アクセサリー部門
CENTROSTYLE SPECSHOLDER WITH MOUSE ※グランプリ受賞!
カラフルで柔らかいシリコンを使用したフレームホルダー。メガネを置くと、ネズミの友達が見張ってくれるという楽しいデザインになっている。
Dirocca(ディロッカ) アセテートリング
メガネフレームの生地に使われるアセテートを素材に使用したリング。
技術や機能にこだわりすぎ?
今回の受賞製品を見ると、技術面・機能面に重きを置いたものが多く選ばれているのが、個人的には残念に思う。
メガネ業界関係者の注目を集めそうな製品は多いが、一般のメガネユーザーの心をつかむものは少ないのではないか?
アイウェア・オブ・ザ・イヤー 2011 授賞式の模様。
※2010年12月1日 加筆修正・写真追加しました。