デンマークのメガネブランド MONOQOOL(モノクール)の2010年秋冬新作メガネフレームは、独自のデザインコンセプトはそのままに、さらなる進化を遂げている。
今回の新作のポイントは、防弾チョッキなどにも使われるレンズ用の素材 NXT をフロント部分に使用したこと。テンプル(つる)の端がスパイラル(らせん状)になっている MONOQOOL(モノクール)独自のデザインとの相性は抜群で、セル(プラスチック)フレームのルックスとメタルフレームの軽さをあわせ持った、見た目と機能が両立した仕上がりとなっている。
MONOQOOL(モノクール)のデザインを手がけているのは、異業種出身のデンマーク人デザイナー クラウス・イェンセン氏とヘンリック・ホルベック氏。独自のデザインは、メガネの既成概念にとらわれない自由な発想から生まれている。
スッキリとしたフォルムと NXT の素材感が相性抜群。
先端がらせん状になったテンプル(つる)は、フレームに開けられた穴にクルクルと回すだけで固定される。
独特な存在感が魅力のクリアカラー。
ネジを一切使っていないほか、溶接箇所がないのも MONOQOOL(モノクール)の特徴。
ソフトなカタチにパープルのカラーが映える。
シンプルな構造と丈夫な NXT 素材のおかげで、見た目は繊細ながらもとっても丈夫。
同じカタチでもクリアカラーになると違った雰囲気に。赤いテンプル(つる)との組み合わせがかわいい。
見た目の美しさと機能性を見事に両立したデザインは、まさに北欧的。
外に出て紫外線に当たることでカラーが変わるモデルもラインアップ。もともとサングラス用のレンズ素材である NXT の特性を生かしているのだ。(写真はわざと半分だけ紫外線に当ててカラーを変えたもの)
厳選された素材と独自の構造により、軽やかな掛け心地が得られるのが MONOQOOL(モノクール)の魅力。
メガネ店のスタッフには、MONOQOOL(モノクール)のようなこれまでにない新しいフレームをなかなか受け入れない、保守的なひとが多いのが実情だ。
レンズを入れたり、掛け心地を調整するのが難しそうなフレームを仕入れたがらないメガネ店も多いほか、きちんと説明すれば問題ないはずなのにコミュニケーションを惜しみ、クレームだけを恐れるメガネ店も多いのだ。
MONOQOOL(モノクール)のような新しいフレームの魅力を理解し、受け入れ、販売しているメガネ店は意識が高く、ポジティブで、技術的にも安心できるお店だと言える。