「掛け心地のいいメガネ」のメリットとデメリット- GLAFAS(グラファス)

「掛け心地のいいメガネ」のメリットとデメリット

「掛け心地のいいメガネ」のメリットとデメリット

JINS(ジンズ)の Air frame(エア・フレーム)が大ヒットしたことにより、他社も掛け心地のいいメガネに力を入れはじめた。imege by JINS

by JINS

JINS(ジンズ)Zoff(ゾフ)眼鏡市場といったレンズ込みで安く買えるメガネ店は、「掛け心地のいいメガネ」に力を入れている。

各社とも、一般的なセル(プラスチック)フレームよりも軽くて弾力性と復元性に優れた素材を使うことで、頭を優しく包み込むようなソフトな掛け心地を実現しているのだ。

今回はそうした「掛け心地のいいメガネ」の特徴や意外な?デメリット、選ぶときの注意点などをご紹介しよう。

きっかけは Air frame(エア・フレーム)

「掛け心地のいいメガネ」が注目を集めるきっかけとなったのは、JINS(ジンズ)Air frame(エア・フレーム)だ。

Air frame(エア・フレーム)は軽くて弾力性と復元性に優れた素材 TR-90 を使用。いちばん軽いもので10gという軽さと、日本人の骨格を研究して作られたデザインによる掛け心地のよさで大ヒット商品となっている。

レンズ込みで4,990円から、しかも超薄型レンズを選んでも追加料金0円(注)という安さで、「掛け心地のいいメガネ」が買えるということで、一般ユーザーはもちろん、メガネ業界にも大きなインパクトを与えた。

(注)単焦点レンズのみ。遠近両用レンズなどは追加料金がかかる。

「掛け心地のいいメガネ」のメリットとデメリット

10gという具体的な重さや、こんなに曲げることができることをわかりやすくアピールしている。

[出典]http://www.jins-jp.com/airframe3/

ベッキーのCMでも人気の FREE FiT(フリーフィット)

Air frame(エア・フレーム)に対抗すべく?、眼鏡市場が発売したのが FREE FiT(フリーフィット)

FREE FiT(フリーフィット)は Air frame(エア・フレーム)で使われている TR-90 と同じような特徴を持つ「超軽量・超弾性ポリアミド樹脂」を使い、軽くてズレにくいフィット感のよさが特徴。ベッキーさんが出演するCMの効果もあってか、一時は品薄になったほどの人気ぶりだ。

「掛け心地のいいメガネ」のメリットとデメリット

「超軽量・超弾性ポリアミド樹脂」を使うだけでなく、各部に工夫を施すことで Air frame(エア・フレーム)との差別化を図っている。
価格:15,750円(レンズ込み)。image by メガネトップ

「軽くて、ストレスフリーの掛け心地」のSuper Fit(スーパー・フィット)

JINS(ジンズ)と同じ価格帯の Zoff(ゾフ)でも「軽くて、ストレスフリーの掛け心地」を売りにした Super Fit(スーパー・フィット)を販売中だ。

プレスリリースによれば、Super Fit(スーパー・フィット)はレンズを固定するフロントとテンプル(つる)とをつなぐヒンジ(丁番)部分にオリジナルのバネ構造を採用。さらに、テンプルの素材に TR-90 を使うことで、締め付け感の少ない「軽くて、ストレスフリーの掛け心地」を実現している。

「掛け心地のいいメガネ」のメリットとデメリット

Zoff(ゾフ)新作メガネ Super Fit(スーパー・フィット)。テンプル(つる)には超弾性素材 TR-90 を使ったことで、抜群の弾力性を誇る。
価格:9,450円(標準レンズ込み)。image by 株式会社インターメスティック

「掛け心地のいいメガネ」のメリットとデメリット

Zoff(ゾフ)新作メガネ Super Fit(スーパー・フィット)。レンズを固定するフロントとテンプル(つる)とをつなぐヒンジ(丁番)部分にオリジナルのバネ構造を採用。これだけ開いても型くずれがしにくい。
価格:9,450円(標準レンズ込み)。image by 株式会社インターメスティック

型くずれしにくいのもメリット

今回ご紹介した Air frame(エア・フレーム)や FREE FiT(フリーフィット)Super Fit(スーパー・フィット)のようなフレームは、型くずれしにくいのも大きなメリット。

どのフレームも弾力性と復元性に優れた素材を使っているので、使っているうちにゆるくなったり、ズルズル下がったりするようなことが、一般のフレームよりも少ないのだ。

だから、メガネがすぐにゆるくなってしまって、しょっちゅうメガネ店に行って掛け具合を調整してもらっているというひとにもおすすめだ。

試着の段階で合わないときは要注意

今回ご紹介した「掛け心地のいいメガネ」は、軽くて締め付け感のないソフトな掛け心地が魅力だ。

しかし、「軽くて締め付け感のないソフトな掛け心地」が、「フワフワして落ち着かない」と感じるひともいるほか、素材の弾力性と復元性が高いため、掛け心地を大きく調整できないのがデメリットだ。

店頭に並んでいるフレームを試着したときに、「軽くて掛け心地がいい!」と感じたひとには文句なしにおすすめだが、掛け心地がしっくりこないひとは買わないほうが無難。出来上がって受け取るときに調整してもらえば大丈夫という考えは持たないほうがいい。

ちょっとしっくりこないけど気に入ったというひとは、購入を決める前にスタッフに声を掛けて、掛け具合を調整してもらった上で、買うかどうかを判断するのがおすすめだ。

電話や店頭で取材したところ、素材とデザインの都合上、大きく調整することができないことは各社ともわかっており、掛け具合が気になるひとには買う前に調整することをすすめている。まだ買うか決めていないからと遠慮することなく調整してもらおう。

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