「着替えるメガネ」がコンセプトのメガネ店 alook(アルク)は、「重い」「痛い」「ずれる」というメガネユーザーの3大ストレスを軽減し、メガネをもっと気軽に楽しんでもらいたいという思いを込めたフレーム「AKALK(アカルク)」を発売した。
プレスリリースによれば、AKALK(アカルク)は同じ価格帯のメガネ店 JINS(ジンズ)の大ヒット商品 Air frame(エア・フレーム)と同じ素材 TR-90 を使用。軽くて弾力性の高い素材を生かした、一日中掛けていてもストレスを感じない掛け心地のよさが魅力となっている。
価格は標準レンズ(屈折率 1.55 球面タイプ)がついて5,250円。薄型レンズを選ぶと3,150円のオプション料金がかかるため、JINS(ジンズ)の Air frame(エア・フレーム)より割高になるが、視力検査や掛け心地の調整など技術面を考えると、コストパフォーマンスは高い。
格安メガネの定番素材「TR-90」
AKALK(アカルク)で使われている素材 TR-90 は、今や格安メガネフレームの定番素材となっている。
TR-90 はスイス生まれのナイロン樹脂素材。軽さと弾力性が高いほか、ほ乳瓶や医療用カテーテルなどにも使われるほどの安全性の高さも魅力だ。
JINS(ジンズ)の Air frame(エア・フレーム)が大ヒットしたことを受けて、TR-90 は AKALK(アカルク)のほか、同じ価格帯のメガネ店である Zoff(ゾフ)の Super Fit(スーパーフィット)や、メガネスーパーの Air Fit にも使われている。
alook(アルク)の新メガネフレーム AKALK(アカルク) 。このフレームで使われている素材 TR-90 は透明感の高さも魅力。
掛け心地の調整やネジにもこだわり
TR-90 は弾力性が高いため、掛け心地を大きく調整することが難しいのが欠点だ。しかし、AKALK(アカルク)ではテンプル(つる)の先端部に金属の芯を入れることで、細かな調整ができるようになっている。また、鼻あての形状も余裕を持った高さになっているなど、ずれにくさを追求している。
さらに、テンプル(つる)をつなぐネジには日本製のものを使用(フレーム本体は中国製)。メガネユーザーのストレスを軽減したいという思いから、ネジ山に特殊加工を施すことでゆるみにくくなっているのがうれしい。
ゼブラ柄やドット柄も
AKALK(アカルク)は現在のところ、全4型20バリエーション。素材の透明感を生かしたものに加えて、ゼブラ柄やドット柄もラインアップしており、先行するライバルである JINS(ジンズ)の Air frame(エア・フレーム)を研究した様子がうかがえる。
「着替えるメガネ」をコンセプトに掲げる alook(アルク)なので、これからもっとバリエーションが増えることに期待したい。
alook(アルク)の新メガネフレーム AKALK(アカルク) 。テンプル(つる)のドット柄がポイント。
ライバルより値段は高いがコスパは高い
AKALK(アカルク)は標準レンズ(屈折率 1.56 球面レンズ)がついて5,250円。薄型レンズを選んだ場合には、3,150円の追加料金がかかる(注1)。
これでも十分に安いことは確かだが、JINS(ジンズ)の Air frame(エア・フレーム)は、レンズ込みで4,990円~で超薄型レンズを選んでも追加料金0円(注2)なので、薄型レンズを選んだ場合には AKALK(アカルク)のほうがちょっと値段が高くなる。
しかし、筆者が実際に購入して体験したところによれば、JINS(ジンズ)よりも視力検査(検眼)や掛け心地の調整には時間を掛けているほか、キャリアの長いスタッフも多いようので、技術面に関しては alook(アルク)のほうが満足感を得られる可能性が高いと言えそうだ。
(注1)alook(アルク)のオプション料金や選べるレンズについては、下記のリンクを参照。
(注2)JINS(ジンズ)の選べるレンズや追加料金については、下記のリンクを参照。
alook(アルク)とは
alook(アルク)のコンセプトは「着がえるメガネ」。Tシャツやアクセサリー感覚で買えるよう、価格設定はレンズ込みで、5,250円、8,400円、10,500円、12,600円となっている。
同価格帯の Zoff(ゾフ)や JINS(ジンズ)と同様、毎月新作メガネを発売。毎月100バリエーション以上の商品が追加されるので、お店に行くたびに新しいフレームを見ることができるのが魅力…【続きを読む】
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軽さと弾力性の高い素材のメリットとデメリット
「軽くて締め付け感のないソフトな掛け心地」が、「フワフワして落ち着かない」と感じるひともいるほか、素材の弾力性と復元性が高いため、掛け心地を大きく調整できないのがデメリット。