メガネスーパーがエコなメガネ Linkskin（リンクスキン）を発売【GLAFAS（グラファス）】

メガネスーパーがエコなメガネ Linkskin（リンクスキン）を発売

配信日 2011-09-05
更新日 2011-09-09
さくらヒロシ（メガネ情報サイトGLAFAS編集長）

Linkskin（リンクスキン）のキーワードは「はじめよう！メガネもエコライフ！！」。image by メガネスーパー

大手メガネチェーンのメガネスーパーは、「環境を考えたエコメガネ」 Linkskin（リンクスキン）を9月2日(金)に発売した。

同社のホームページによると、Linkskin（リンクスキン）は、フレームの素材にリサイクルプラスチックと、再生材を60％使用したステンレスを採用したほか、環境への負担が少ない工程を採用。さらに、使わなくなった Linkskin（リンクスキン）を回収し、リサイクルするという完全循環型のリサイクルシステムを実現している。

回収からリサイクルまで一貫して実現

（写真1）Linkskin（リンクスキン）は回収、再資源化、再使用、再生産までを網羅した、完全循環型のリサイクルシステムを実現。image by メガネスーパー

プレスリリースによると、Linkskin（リンクスキン）の材料は、使われなくなったメガネだ。

リサイクルの流れは、使わなくなったメガネを回収するところから始まる。まずは、回収したメガネからレンズを手作業で外し、利用可能なプラスチックを手作業で仕分け、機械で砕いてキレイに洗い、脱水・乾燥をおこなう。

そして、その砕かれたプラスチックのかたまりは、ペレット（小さな円筒状のかたまり）に加工される。続いて、ペレットをシート状に加工にし、フレームの形に切り出して組み立てられることで、新しい Linkskin（リンクスキン）として再生されるのだ（写真1）。

メガネスーパーの店頭にも今後「回収BOX」が設置され、使わなくなったメガネを集める予定となっている。

これまでも使わなくなったメガネの回収やリサイクル（再資源化）、発展途上国の人々への寄付といったリユース（再使用）はおこなわれているが、メガネとして再生産されリユースされるというのはめずらしい。

製造工程でも環境に配慮

（写真2）Linkskin（リンクスキン）ではネジなどを使わず、ナイロン糸によるハンドステッチ（手縫い）で作られているので、ゴミとなる部分が発生しない。

（出典）http://www.meganesuper.co.jp/megane/frame/eco/index.html?id=TOP

Linkskin（リンクスキン）は材料に、リサイクルプラスチックと、再生材を60％使用したステンレスを使用しているだけでなく、製造工程でも環境に配慮し、リデュース（ゴミの発生を抑制）している。

一般的なメガネフレームでは、ネジや丁番（ちょうつがい）、ロー付けなどを使って、レンズを固定するフロントとテンプル（つる）をつないでいる。しかし、Linkskin（リンクスキン）は、そうしたものを使わずに、ナイロン糸によるハンドステッチ（手縫い）でフロントとテンプル（つる）をつなぐことで、ゴミとなる部分を減らしているのだ（写真2）。

また、ネジやロー付け、メッキなどを使っていないことはエコなだけでなく、金属アレルギーも起こりにくいので、Linkskin（リンクスキン）はカラダにも優しいメガネと言えよう。

22種類から選べるレンズ付きで26,250円

（写真3）Linkskin（リンクスキン） SKA13 価格：26,250円（22種類から選べるレンズ付き）。

（出典）http://www.meganesuper.co.jp/megane/frame/eco/index.html?id=TOP

Linkskin（リンクスキン）の価格はレンズ込みで26,250円。メガネスーパー独自の「フレームオンリープライス」となっており、超薄型から遠近両用まで22種類のレンズを追加料金0円で選ぶことができる。用途や希望によってはプラス料金がかかることもあるが、決められた22種類のレンズでたいていのひとは満足できるだろう。

また、イメージキャラクターの関根勤さんを起用したCMも、テレビ朝日や新潟、鹿児島などで放映される（写真4）。

（写真4）メガネスーパーのイメージキャラクターを務める関根勤さん出演のCMも放映。image by メガネスーパー