ドイツのメガネブランド frost(フロスト)の2012年秋冬新作メガネは、デザイナーのマリオン・フロストの自由な発想から生まれる美しいカラーとフォルムが印象的。
今回は、数ある新作セル(プラスチック)フレームの中から、バイヤーからの受注数ベスト3をピックアップ。それぞれのモデルに込められたストーリーとともにご紹介したい。
frost(フロスト)「BLOSSOM」
(写真1)frost(フロスト)「BLOSSOM」。image by frost
BLOSSOM(写真1)は、その名の通り「桜の花」のイメージから生まれたフレーム。
「寒い冬が過ぎれば、必ず暖かい春がやってきます。
人生も寒い時ばかりではありません。花開く春が必ずやってきます!」
そんなストーリーが込められている。
顔にほどよくなじみながらも、目元と心を「桜の花」のように彩ってくれるフレームではないだろうか。
frost(フロスト)「HIROMI」
(写真2)frost(フロスト)「HIROMI」。image by frost
HIROMI(写真2)は、実はもともと「ボツデザイン」だったのだという。
眼鏡スタイリストの藤裕美さんが、ドイツにある frost(フロスト)のアトリエを訪れた際に、「ボツデザイン」としてボードに貼られていたフレームを見て、
「ぜひ、これをつくってほしい」
と言ったことから商品化されたので、「HIROMI」と名付けられたのだそうだ。
「フォックス」または「キャッツアイ」と呼ばれる、ちょっとつり上がったシェイプと、深みのある生地の色合いとのコンビネーションが絶妙にマッチしている。
frost(フロスト)「SPARKLE」
(写真3)frost(フロスト)「SPARKLE」。image by frost
SPARKLE(写真3)をよく見ると、フレームの両サイドに「シャンパングラス」のデザインが隠れているのがわかるだろうか。
さらに、テンプル(つる)にはシャンパンの細かな泡まで表現されており、まるで華やかな時間の始まりを祝ってくれるかのような仕上がりとなっているのだ。
この「シャンパングラス」から「細かな泡」につながるデザインは、気分だけでなく、目元の印象までも華やかにしてくれるだろう。
frost(フロスト)とは
(写真)(左)マリオン・フロスト。(右)パリス・プロスト。image by frost
frost(フロスト)は1995年よりスタートしたドイツのメガネブランド。ジュエリーデザイナーだったマリオンが、夫のパリスに似合うメガネがないので自分で作ったことが、ブランド立ち上げのきっかけだという…【続きを読む】
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◇眼鏡スタイリスト 藤裕美さんのオフィシャルサイト。
◇藤裕美さんはトークショーなどでも活躍。