デザインディレクター川崎和男氏の設計による人間工学に基づいたデザインを、老舗メガネフレームメーカー増永眼鏡の技術力で具現化したブランド Kazuo Kawasaki(カズオ カワサキ)から、新シリーズ「Kazuo Kawasaki ACT」が発表された。
”Kazuo Kawasaki ACT” ロゴ
Kazuo Kawasaki(カズオ カワサキ)は、「スマート&ハイテクノロジー」をコンセプトに、最小限のパーツ数で機能性と存在感を表現。素材には軽量かつ人体にやさしいチタンを主に使用し、デザインと技術との相互作用による、次世代のメガネを探求している。
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今回発売された Kazuo Kawasaki ACTは、極薄のリム(ふち)や流線型のテンプル(つる)、大きめな鼻パッドなど新たなアイデアを採用。あらゆる人間(ニンゲン)にとって使いやすい”ニンゲンノメガネ”という考え方をベースに、使いやすさと掛けやすさを追求したという。
”ニンゲンノメガネ” ロゴ
参考価格は38,500円(税込)で、5型各3~4色の全16種類がラインナップ。4月6日(火)の一般発売に先駆け、2月27日(土)より増永眼鏡直営店および全国有名メガネ店21店舗にて先行発売されている。取扱店舗は、公式サイトにて紹介されている(下記リンク参照)。
Kazuo Kawasaki ACT
ACT-One
参考価格:38,500円(税込)
Kazuo Kawasaki ACT
ACT-Two
参考価格:38,500円(税込)
Kazuo Kawasaki ACT
ACT-Three
参考価格:38,500円(税込)
Kazuo Kawasaki ACT
ACT-Four
参考価格:38,500円(税込)
Kazuo Kawasaki ACT
ACT-Five
参考価格:38,500円(税込)
レンズを保持するリムには、レーシングカーのサスペンションなどに使われる、割れにくい”Hybrid Titan”(ハイブリッドチタン)を採用。リム正面の厚みは0.7ミリで非常に薄いが、奥行きは3ミリと深めにすることで、レンズの厚みをカバーしながらフロント全体の変形を抑える設計となっている。
フロントとテンプルをつなぐヨロイは、フロントとテンプルへの負荷をやわらげるために、しなやかな”β-Titan”(ベータチタン)を使用。バネ部分に新設計を採用したことで、ベータチタンの弾性を最大限に引き出し、フレームの破損を防ぐのと同時に快適な掛け心地を実現。
テンプルもベータチタン製。バネ部分に効率よく力が分散するよう、水平方向から垂直方向へ移行する設計となっている。バネ部分付近は固くてしっかりとした形状に仕上げ、先端はプレスによる抜き加工を施すことで、軽くて快適な掛け心地を実現。
鼻パッドは食品の包装などにも使われるニュクレル製で、鼻にフィットしやすいアーチデザインを採用。バッドを支えるアームは、左右のレンズをつなぐブリッジと一体構造になっており、見た目にも美しい。
川崎和男 プロフィール
川崎和男氏
デザインディレクター・博士(医学)/ 大阪大学名誉教授 / 名古屋市立大学名誉教授
1949年福井市生まれ。伝統工芸品、メガネ、コンピューター、ロボット、原子力、人工臓器、宇宙空間までをデザイン対象とし、国内外での受賞歴多数。グッドデザイン賞審査委員長など行政機関で委員を歴任。国内外での受賞歴多数。また、ニューヨーク近代美術館など海外の主要美術館に永久収蔵、永久展示多数。『Newsweek日本版』の「世界が尊敬する日本人100人」に2度選ばれる。