メガネチェーン大手の眼鏡市場は、価格を18,900円から15,750円(レンズ込み)に値下げした。これまでも「メガ割」キャンペーンと称して15,750円で販売してきたが、これからは正式に値下げされることになった。
眼鏡市場は3月の売上が前年同月比 -12.4%(既存店 -13.6%)と落ち込んでおり、今回の値下げで売上回復を狙っているのだろう。
今回の値下げにあわせ、眼鏡市場では新しいイメージキャラクターとしてタレントのベッキーを起用。「いいじゃない!新プライス!新眼鏡市場!」をテーマにした新CMもスタートした。
眼鏡市場の強み
レンズ込みの価格で販売するメガネ店が増えてきているが、眼鏡市場の強みは老眼世代向けのレンズの豊富さと技術力の高さにある。
眼鏡市場よりも安い5,000円程度からメガネを買うことができる JINS(ジンズ)や Zoff(ゾフ)などでは、老眼世代向けのレンズのバリエーションが少なかったり、選んだレンズによっては価格がかなり高くなってしまうのだ。
また、老眼世代の視力測定(検眼)やレンズ選びには、若い世代よりも高い技術が求められる。以前からメガネトップとしてメガネ販売を続けてきた眼鏡市場は、異業種から参入した JINS(ジンズ)などに比べて社員教育がいきとどいており、経験を積んだスタッフも多いのだ。