メガネチェーン大手の眼鏡市場は、価格を 15,750円(レンズ込み)に値下げしたことに合わせて、イメージキャラクターにタレントのベッキーを起用。「いいじゃない!新プライス!新眼鏡市場!」をテーマにした新CMも放映を開始した。
ベッキーが出演する新CMは、下記のリンクからも見ることができる。
3種類のCMが放映されるほか、眼鏡市場の公式サイトではメイキング映像も見ることができる。
なお、眼鏡市場の公式サイトによれば、2007年4月からイメージキャラクターをつとめるペ・ヨンジュンは、今後も継続して起用される。
今回のベッキーの起用には、JINS(ジンズ)や Zoff(ゾフ)といった、より低価格でカジュアルなデザインを得意とする同業他社に対抗する意図が感じられる。売り上げ好調な JINS(ジンズ)や Zoff(ゾフ)に対して、眼鏡市場は3月の売上が前年同月比 -12.4%(既存店 -13.6%)と落ち込んでいるのだ。
新フレーム「ベッキー セレクション カラーズ プロダクト シリーズ」
また、ベッキーをイメージキャラクターに起用したのにあわせ、新フレーム「ベッキー セレクション カラーズ プロダクト シリーズ」(写真左下)を発売した。全23型各5色とバリエーション豊富となっているが、デザイン性やブランドの個性は JINS(ジンズ)や Zoff(ゾフ)に劣るといわざるを得ない。
眼鏡市場の公式サイトでは、ベッキーをイメージキャラクターに起用した理由として「新しく生まれ変わる眼鏡市場としてのフレッシュ感や向上していく商品・高品質なサービス、そして、店舗・商品のファッション性を訴求していきたい」と述べられている。
メガネ店に求められる技術やカウンセリングについては、異業種から参入した JINS(ジンズ)などに比べて、眼鏡市場は「高品質なサービス」を提供できているのは大きな強みだ。
ベッキーをイメージキャラクターにするだけで終わらずに、「店舗・商品のファッション性」が向上することと、ブランドイメージの確立に今後期待したい。