格安メガネの定番ブランド Zoff(ゾフ)は1月11日(火) 11:00よりオンラインショップ「 Zoff(ゾフ)オンラインストア 」をオープンすることを発表した。
Zoff(ゾフ)の公式サイトによると、モデルの着用イメージを参考にしながら商品を選べるほか、iPhone や iPad にも対応している。また、メガネ・サングラスを購入時は送料無料なのがうれしい。
メガネをネット通販で買うことになじみの少ないひとが多いことを考えてか、オープン前の告知ページには「こんなに簡単、スリーステップ!」と題して、買い物の流れについて分かりやすく掲載されている。
Zoff(ゾフ)オンラインストア の取扱商品はメインブランドの Zoff(ゾフ)のほか、、に加えて、Zoff Plus や表参道本店などの店舗限定で展開されている となっている。
2本目、3本目のメガネを通販で
メガネを買うにはレンズの度数が必要なことを考えると、 Zoff(ゾフ)オンラインストア でメガネを買うのは、すでにメガネを買ったことのあるひとが2本目、3本目を買うというケースが大半だと思われる。
筆者の取材によれば、先行する JINS(ジンズ)のオンラインショップでも、2本目、3本目のメガネの購入を促すことで売上を伸ばしているという。
また、掛け心地の調整やメンテナンスが必要なことを考えると、自宅から行ける範囲に Zoff(ゾフ)の店舗があるひとが Zoff(ゾフ)オンラインストア を利用するのがおすすめだ。電話で取材したところ、 Zoff(ゾフ)オンラインストア で買ったメガネも全国にある Zoff(ゾフ)の店舗で掛け心地の調整やメンテナンスを受けることができる。
メガネを通販で買うことについては賛否両論があり、特にメガネ業界内では批判的な声が多い。しかし、近くに Zoff(ゾフ)のショップのあるひとが、ショップまで足を運ばずに自宅でもメガネを選んで買うことができると考えれば悪いものではないと思う。
経済産業省の調査によれば、2009年の日本のネット通販の市場規模はおよそ6,7兆円と前年比10%増となっている。また、メガネ業界を見てみても、Zoff(ゾフ)と同じ価格帯の JINS(ジンズ)のオンラインショップの売上が前年同月比 337%(2010年7月)と驚異的に伸びているので、 Zoff(ゾフ)オンラインストア も注目を集めそうだ。
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メガネ業界内ではメガネの通信販売・ネット販売に批判的な声も
消費者のみなさまは、WEBや新聞広告で眼鏡を通信販売する業者を数多くご覧になっていることと思います。
眼鏡販売は、測定・フィッティング・アフターフォローなどお客様と対面することで初めて可能な技術行為を伴う販売です。ところが通信という販売手段では、対面による技術行為は不可能で、必要な眼鏡調整技術を完遂しておりません。そのような業者がいくら眼鏡販売と表現していても、良識ある眼鏡技術者の行為とは言えません。なぜなら眼鏡は、完成された状態でお客様のお顔に正しくフィットされて、初めて機能を発揮するものだからです。
またこのような業者の中には「フィッティング等不具合であれば、お近くの眼鏡店で直してもらってください。おそらく無料で直してくれます」などと標榜するところもありますが、自店の商品について、事後のフィッティングや不具合のアフターフォローの責任を一方的に他の販売店に転嫁することは、眼鏡技術者に課せられた販売者としての責任を放棄する行為で、商倫理として許されるものではありません。
消費者のみなさまは以上のことにご理解頂き、良識と責任を持った認定眼鏡士のいる眼鏡取扱い店を選んで頂きますよう、お願い致します。
※今回ご紹介した Zoff(ゾフ)オンラインストア および「JINS(ジンズ)のオンラインショップ」では、どちらも全国にある店舗でフィッティング(掛け心地の調整)やアフターフォローを受けることができるので、ほかのメガネ店へ行くことはすすめていない。
※2011年1月26日(水) 取扱商品について加筆しました。