NTTタウンページは、タウンページデータ(職業別電話帳データ)を元に集計した「めがね店」に関するランキングを発表した。
その結果、都道府県別人口10万人当たりの「めがね店」の件数は、”メガネの聖地"とも呼ばれる鯖江市のある福井県が1位となっている。
また、メガネ店の件数は全国的に減少傾向にあることや、都市別のメガネ年間支出額も明らかになっている。
メガネ店の件数は10年間で約25%減少
タウンページに登録されている「めがね店」の件数は、2005年からの10年間で17,747件から14,156件と約25.3%減少している。
メガネ店が減少しているのは、中国製品の増加による単価下落で、経営が厳しくなったことも一因と言えよう。
また、「コンタクトレンズ業」への単独掲載件数は、2005年からの10年間で、ほとんど変化はないという(3,053件から3,071件)。
「めがね店」登録件数推移
出典:「タウンページデータベース」(NTT東日本、NTT西日本)NTTタウンページ(株)作成
2012年のメガネ年間支出金額は、神戸市が1位
都道府県所在地および政令指定都市で調査した、2012年の「眼鏡」年間支出金額は、1位が神戸市(14,467円)、2位がさいたま市(10,067円)、3位は富山市(9,380円)という結果に。
2012年は、東日本大震災が発生した翌年。神戸市が1位を獲得したのは、阪神淡路大震災(1995年)の被災地であることと関連があるのだろうか。
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都道府県所在地および政令指定都市1世帯(総世帯)の「眼鏡」年間支出金額(2012年)
出典:「家計調査」(総務省)NTTタウンページ(株)作成
メガネ店登録件数第1位は、”メガネの聖地”鯖江市のある福井県
タウンページに登録されている都道府県別人口10万人当たりの「めがね店」の件数ベスト3は、以下の通り。
- 1位:福井県(21.53件)
- 2位:徳島県(17.78件)
- 3位:山形県(16.93件)
1位の福井県と2位の徳島県は、ともに10年間不動。3位の山形県は、8年間不動となっている。
福井県が1位を獲得しているのは、メガネフレームの全国シェア約9割、世界シェア約2割を誇る一大メガネ産地で、”メガネの聖地"とも呼ばれる鯖江市の存在が影響しているのだろうか。
また、「めがね店」登録件数が少ない都道府県ベスト3は、以下の通りとなっている。
- 45位:千葉県(8.80件)
- 46位:神奈川県(8.66件)
- 47位:埼玉県(8.06件)
人口10万人当たりの「めがね店」登録件数による偏差値の都道府県ランキング(2014年)
NTTタウンページ(株)作成