メガネスーパーは12月15日(木)、富山県内に22店舗を展開するメガネハウスを子会社化することを発表した。メガネハウスはメガネスーパーの「目の健康プラットフォーム」構想に参画する。
「目の健康プラットフォーム」構想とは、メガネスーパーが数年来の赤字脱却を果たした要因となった、目の健康を推進する「アイケア」重視のサービス型店舗モデルへの転換を同業他社へ活用するもの。メガネチェーン店の事業承継の選択肢となるほか、売り方の変革により、屋号・店舗網を維持したまま売上・利益拡大を支援して屋号の発展を実現していく。
「目の健康プラットフォーム」における売り方の変革の代表例としては、
- メガネと合わせて目の健康に関する情報を提供し、高付加価値型商品への理解・満足度を向上。
- 単品売り切りよりも、継続・サービス売上比率の拡大。
- 顧客データを活用した商品・サービスの開発・提供。
- 商圏特性にきめ細かく合わせたコンタクトレンズの拡販。
- 売り方の変革が売上・利益だけでなく、顧客満足度につながっているかを継続的・包括的に評価計測。
が挙げられている。
「メガネハウス|富山のメガネチェーン店」
(スクリーンショット)
メガネハウスは「目の健康プラットフォーム」構想への参画を機に、共同購買、物流、店舗運営、顧客への付加価値提供などで相乗効果を見込むとともに、富山県内に1店舗しかないメガネスーパーの店舗網を補完し、「アイケア」サービスを提供する役目も担っていく。
メガネスーパーは、「目の健康プラットフォーム」を通じたメガネチェーン店の事業承継や連携など、メガネ・コンタクトレンズ小売業界の再編を通じて、成長基盤の強化を目指していくとしている。
メガネスーパーの「アイケア」への取り組み
「アイケアカンパニー宣言|メガネスーパー」
(スクリーンショット)
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