メガネブランド JINS(ジンズ)は1月19日(木)、価格体系を一新すると発表した。3月1日(水)により5,000円・8,000円・12,000円(全て税別、レンズ代金込み)の3プライス制に変更される。
これまでの4プライス制(4,900円・5,900円・7,900円・9,900円、全て税別、レンズ代金込み)は、価格差が約5,000円と集中しているため、価格帯ごとの特色を明確にしづらかったこと、最高価格帯が9,900円(税別)のため、原価などの制約から生産できなかった商品があることが、価格体系変更の理由だとしている。
また、オプションレンズ、機能性アイウエア、サングラスの価格も同時に改定される。
多様化するメガネへのニーズに対応
JINS(ジンズ)のフレーム表示価格(薄型非球面レンズ代込み)は、4プライスから3プライスへ。
(出典)http://pdf.irpocket.com/C3046/Wc5N/JTdb/a1Fo.pdf
今回の価格体系変更は、メガネ初心者と上級者、ベーシック派とトレンド派、コストパフォーマンス重視と付加価値重視など、多様化するメガネへのニーズに対応するのが狙い。
5,000円(税別)の商品は、従来価格4,900円(税別)と5,900円(税別)の商品を吸収。「安かろう悪かろう」ではない価格以上の価値があるものを提供するとして、一部定番商品のデザイン見直しもおこなわれる。
8,000円(税別)の商品は、従来価格7,900円(税別)の商品を吸収。トレンド性の高いデザインを増やすなど、バリエーションが強化される。
12,000円(税別)の商品は、従来価格9,900円(税別)に代わるものとして導入。これまで原価などの制約で選べなかった素材やパーツ、細部にこだわったデザインを採り入れ、新たな付加価値を提案するという。
4プライスから3プライスへの変更で、価格帯ごとの違いが分かりやすくなり、フレームを選びやすくなることが期待される。また、12,000円(税別)という新たな価格帯が、消費者にどのように受け入れられるかも注目される。
PCレンズ・調光レンズは値上げ
オプションレンズ価格は、3プライスから2プライスへ。PCレンズと調光レンズは値上げ。
(出典)http://pdf.irpocket.com/C3046/Wc5N/JTdb/a1Fo.pdf
オプションレンズは、これまでの3プライス(3,000円・4,000円・5,000円、全て税別)から2プライスに集約される。
カラーレンズは、据え置きの3,000円(税別)。しかし、ブルーライトをカットする「JINS SCREEN LENS」と紫外線に反応して色の濃さが変わる調光レンズ「JINS COLOR CONTROL LENS」は、従来の4,000円(税別)から5,000円(税別)に値上げされる。
「JINS SCREEN LENS」と「JINS COLOR CONTROL LENS」は、これまで「サービス価格」で提供してきたが、多くの顧客に選ばれるようになり、認知も獲得できてきたとして、品質を考慮した「適正価格」に改定するという。
また、遠近両用レンズと偏光レンズの価格は、5,000円(税別)で据え置かれる。
機能性アイウエアは2プライスに移行、サングラスは値下げ
機能性アイウエア(度なしパッケージ商品)は、3プライスから2プライスへ。
(出典)http://pdf.irpocket.com/C3046/Wc5N/JTdb/a1Fo.pdf
ブルーライトをカットする「JINS SCREEN」、花粉対策用メガネ「JINS 花粉 CUT」、保湿メガネ「JINS MOISTURE」、既製老眼鏡「JINS READING GLASSES」の「機能性アイウエア」シリーズは、従来の3プライス(3,900円・4,900円・5,900円、全て税別)から2ブライス(3,000円・5,000円、全て税別)に変更となる。
サングラスは、2プライスを維持したまま価格帯が引き下げられる。
(出典)http://pdf.irpocket.com/C3046/Wc5N/JTdb/a1Fo.pdf
また、サングラスは、より気軽にファッションとして採り入れやすいよう、従来価格3,900円(税別)が3,000円(税別)に、従来価格5,900円(税別)が5,000円(税別)に、それぞれ値下げされる。