メガネブランド Zoff(ゾフ)は9月27日(水)、業務効率化の一環として遠隔視力測定システムを導入すると発表した。
遠隔視力測定システムとは、担当者がビデオ電話を通じて顧客と会話しながら、遠隔で視力測定器を操作してレンズの度数を決定するもの。レンズの度数決定に使用するテストフレーム・テストレンズにラベルを貼るなどして、遠隔視力測定の問題点を解消したとしている。
このシステムは、10月3日(火)より Zoff(ゾフ)T-FRONTE 戸田駅前店に導入され、週に数日、午前中のみ運用して手順などを改善していく。さらに、2017年中に3店舗に導入が予定されており、小規模店舗を中心として2020年までに約85店舗まで拡充する目標だ。
また、遠隔視力測定システムは社内教育にも使用され、研修や勉強会も実施しながら、従業員のメガネに関する知識や接客スキル向上の仕組み作りに取り組むという。
Zoff(ゾフ)は現在、中国やシンガポールなどアジアでの展開を拡大しており、2020年にグローバル業績を500億円規模にすることを目標に掲げている。これにともない新規出店を加速していく方針で、採用活動に力を注ぎつつ、業務効率化にも積極的に取り組み、短時間勤務など働き方の選択肢を充実していくとしている。さらに、能力のある社員が新たに活躍する場を築くなど、働きやすい環境作りにも取り組んでいく。
遠隔で視力測定をおこなう Zoff(ゾフ)の担当者。
遠隔視力測定を受けている様子。
顧客自身がテストフレームにテストレンズをセット。
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眼鏡専門店のオンデーズ(東京・品川)は、店頭から離れたところでも視力などを測れる遠隔視力測定システムを導入した。本社のスタッフが測定機を操作し、店舗に置かれたモニター越しに接客する。国内の眼鏡店として初の取り組みという。訪日客への対応にも利用し、5年以内に国内全店の約半分の50店に導入する計画だ。