メガネブランド OWNDAYS(オンデーズ)は、フランチャイズ事業を再開した。
メガネ店限定で加盟店を募集しており、フレーム、レンズなどの商品は委託となり、加盟店には在庫リスクがない。出店費用は一千万円程度だという。
フランチャイズ事業を再開した理由と狙いを田中修治社長に聞いてみた。
株式会社オンデーズ代表取締役社長 田中修治氏
GLAFAS(グラファス)
OWNDAYS(オンデーズ)がフランチャイズ事業を再開した理由を教えてください。
田中社長
商業施設から出店の引き合いか来ていますが、立地条件によっては採用や管理のコストが高くなり、直営で出店するには難しいケースが多いという現状があるのです。
GLAFAS(グラファス)
OWNDAYS(オンデーズ)の店舗網を見ると、出店していない県や出店数が少ない県もありますね。
田中社長
OWNDAYS(オンデーズ)は、アジアを中心に海外10ヵ国に進出して店舗網を拡大していますが、今後は国内の出店にも力を入れていきたいので、地方での出店は不可欠なのです。そこで、フランチャイズを再開することにしました。
OWNDAYS(オンデーズ)は、2013年に海外初店舗をシンガポールにオープン。現在は12ヵ国で270店舗を展開。
GLAFAS(グラファス)
フランチャイズはメガネ店限定で募集しているのですね。
田中社長
今回のフランチャイズは、いわゆる「のれん替え」ではなく、弊社がOWNDAYS(オンデーズ)としてお店を開けて、そのお店のオーナーになっていただく形です。OWNDAYS(オンデーズ)が出店していないエリアの方々に向けとして考えています。
GLAFAS(グラファス)
そうしますと、今まで営業してきたお店に加えて、OWNDAYS(オンデーズ)という新業態のお店を増やすケースも考えられますね。OWNDAYS(オンデーズ)のような、お値頃価格でトレンド感あるメガネがほしいという客層を取り込めれば、売り上げ拡大が期待できます。
田中社長
フランチャイズによって、地域に根ざしているメガネ屋さんと手を取り合って、メガネ業界を盛り上げていき、地方創生につなげたいと考えています。
OWNDAYS(オンデーズ)渋谷マークシティ店
GLAFAS(グラファス)
OWNDAYS(オンデーズ)のような、低価格帯のメガネ店の存在は広く知られるようになりましたが、地元にお店がないからほしくても買えないと嘆いている人もいるでしょう。OWNDAYS(オンデーズ)が出店し、そこでメガネを買う人が増えれば、地元経済の活性化や地方創生にもつながりそうですね。
とはいえ、メガネ店の経営者の中には、OWNDAYS(オンデーズ)のようにレンズ代込みのお値頃価格で販売しているメガネ店に対して、批判的な意見を持っている方もいるかと思います。OWNDAYS(オンデーズ)の価格やシステム、サービスの特長を教えてください。
田中社長
弊社では、お客様に最適な薄型非球面レンズをお付けして【フレーム表示価格+税】というシンプルな価格設定を実現しました。お客様にわかりやすくあることは、弊社が掲げるモットーです。
また、他店で購入されたメガネでもワンプライスでレンズ交換が可能です。これを始めた理由が、以前古くなったメガネのレンズだけ交換したいお客様がいらっしゃったのですが、当時はこのサービスがなく、修理より新しい商品を買うほうが安いことをお伝えしたところ、そのメガネが亡くなった方の形見でどうしても使いたかったそうです。そこでレンズ交換を承り、安易な買い替えのおすすめをやめようという方針になりました。
他にも、値下げによって表面的な価格を下げるのではなくて、メガネ業界で最も手厚い保証とサービスを目標としており「OWNDAYSの安心保証10カ条」を掲げ、お客様に選んで頂ける高い付加価値を作っています。「安心・信頼」というポリシーを第一に、「お客様のメガネライフを一生支えていけるパートナー」を目指します。
このような取り組みは、弊社ならではのサービスです。
OWNDAYS(オンデーズ)は、「安心・信頼」というポリシーを第一に、「お客様のメガネライフを一生支えていけるパートナー」を目指している。
GLAFAS(グラファス)
「お客様のメガネライフを一生支えていけるパートナー」を目指すとは心強いですね。メガネを必要とする人は非常に多いですし、若い時はメガネが必要なかった人も、年を重ねていくと老眼鏡や遠近両用メガネが必要となることを考えますと、メガネとは一生の付き合いになります。
田中社長
メガネのニーズは今後ますます高まると考えています。高齢化の影響もありますし、手元用のメガネが必要な40代、50代の人口は、今後増えていく見込みです。スマートフォンが生活に欠かせないものになって、いわゆる「スマホ老眼」を訴える人も増えていますし、近視による子どものメガネ使用者も増えています。
GLAFAS(グラファス)
幅広い世代でメガネのニーズが高まるとしたら、メガネ屋さんへのニーズも高まりそうですね。地方でもメガネ屋さんの選択肢がもっと増えて、年齢やライフスタイル、ファッションなど、自分に合ったお店でメガネが買えるようになるのが理想ではないでしょうか。OWNDAYS(オンデーズ)のフランチャイズによって、そんな理想へ一歩でも近づくことを期待しています。
では最後に、フランチャイズ加盟を検討するメガネ店の方々に向けて一言お願いします。
田中社長
高齢化社会に向けてメガネの需要はさらに爆発的増えていき、お客様のニーズもさらに多様化していきます。ぜひ、OWNDAYS(オンデーズ)と一緒に新たなメガネマーケットの拡大と発展にチャレンジしてみませんか?
OWNDAYS(オンデーズ)は、2019年3月6日(水)より東京ビッグサイトにて開催されるフランチャイズ・ショーに出展する(下記リンク参照)。地方創生とメガネ業界を盛り上げたいという思いで再開された、OWNDAYS(オンデーズ)のフランチャイズ事業の今後に注目したい。
問い合わせ先
【担当】金子 / 溝口
【電話】03-5715-3233
【受付時間】10:00~19:00(土日・祝日を除く)
OWNDAYS(オンデーズ)について
OWNDAYS(オンデーズ)ららぽーと立川立飛店
OWNDAYS(オンデーズ)は、メガネの企画・デザイン・製造から販売まで全てを自社で実施。日本発のメガネのファストファッションとして、2013年に海外初店舗をシンガポールにオープン。現在は12ヵ国で270店舗を展開している。
田中修治代表取締役社長が実話を元に書いた小説『破天荒フェニックス オンデーズ再生物語』も話題を呼んでいる。