新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて、大手メガネチェーン各社では対策を講じている。
GLAFAS(グラファス)が大手メガネチェーン各社に聞いたところ、接客時のマスク着用や消毒、手洗いの徹底がおこなわれているほか、営業時間を短縮している店舗もある。メガネ店へ足を運ぶ前には、各社のホームページや店舗が出店している商業施設のホームページなどで、営業時間や休業日を確認することをおすすめしたい。
各社の対応は以下の通りとなっている。
臨時休業・営業時間に関する最新情報
▼新型コロナウイルス感染拡大を受けた「緊急事態宣言」によるメガネ店の臨時休業・営業時間短縮情報まとめ【随時更新】
愛眼(メガネのアイガン)
「メガネの愛眼 最新ニュース - コロナウイルス感染拡大防止に向けた取組み及び一部店舗の営業時間変更について」
(スクリーンショット)
愛眼は3月3日(火)、新型コロナウイルスに対する取り組みと営業時間の変更について、ホームページで発表した。
メガネフレームや検査機器などは、殺菌灯の使用や除菌剤で拭くなどの対応を取っているほか、従業員によってはマスクを着用しているという。
また、政府が2月25日(火)に発表した、「新型コロナウイルス感染症対策の基本方針」を受け、顧客および従業員への感染拡大を防ぐ目的で、一部店舗にて営業時間を変更している。来店の際には、ホームページ内の「店舗情報」で営業時間を確認してほしいと呼びかけている(下記リンク参照)。
3月9日(月)には、「コロナウイルス感染拡大防止に向けた取組み及び一部店舗の営業時間変更について」と題したプレスリリースを発表。すでに実施している対策に加え、店舗に来店した全ての顧客に、メガネの除菌クリーニングを無料でおこなっているという。
JINS(ジンズ)
「新型コロナウイルス感染防止による一部店舗の営業時間の変更、臨時休業について | メガネのJINS - 眼鏡・めがね」
(スクリーンショット)
JINS(ジンズ)の広報担当者によると、店舗内にPOPを設置した上で、マスク着用での接客と、消毒や手洗いの徹底を実施している。また、商業施設内の一部店舗に営業時間の変更や臨時休業が発生していると、3月2日(月)にホームページで発表した。
来店の際には、各商業施設の公式情報を確認してほしいと呼びかけている。商業施設に入っていない路面店については、JINS(ジンズ)公式サイトを確認してほしいとしている(下記リンク参照)。
Zoff(ゾフ)
「新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う一部店舗の営業時間変更のお知らせ(2020年3月3日15時現在)」
(スクリーンショット)
Zoff(ゾフ)の広報担当者によると、店舗スタッフにマスクの着用を許可しているという。また、商業施設内の一部店舗に営業時間の変更や臨時休業が発生していると、3月3日(火)にホームページで発表した。
来店の際には、各店舗または各商業施設の公式情報を確認してほしいと呼びかけている。
三城(パリミキ・メガネの三城)
「眼鏡でお客様の未来を | パリミキ・メガネの三城」
(スクリーンショット)
三城の広報担当者によると、接客時のマスク着用をふくむ咳エチケットの実施、手洗いの徹底、消毒、測定機器周りの消毒などをおこなっているほか、顧客が試着したメガネはクリーニング後に陳列しているという。
商業施設内の店舗では、商業施設の指示に応じて、営業時間を含めた個店別の対応をおこなっているという。来店の際には、各店舗または各商業施設の公式情報を確認することをおすすめしたい。
社内での対応としては、時差出勤のほか、社内外の打ち合わせなどは原則としておこなわず、社内会議はテレビやウェブを利用しておこなっている。万一、社員および社員の家族に新型コロナウイルスへの感染が判明した場合は、即時に対応できる体制を取っているという。
3月9日(月)には、「新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の対応について」と題したプレスリリースを発表。上記の内容に加え、社員は毎朝の体温測定を実施し、発熱や風邪の症状がみられる場合は出金を控えるとしている。
これらの対策は、パリミキ・メガネの三城のほか、OPTIQUE PARIS MIKI(オプティックパリミキ)、CIRCUS(サーカス)、金鳳堂(きんぽうどう)のグループ各社でも実施されている。
眼鏡市場
「眼鏡市場(メガネ・めがね)」
(スクリーンショット)
眼鏡市場などを運営するメガネトップの広報担当者によると、販売スタッフはマスク着用などの対応を取っているという。商業施設内の一部店舗では、商業施設からの指示により営業時間が短縮されているので、来店の際には、各店舗または各商業施設の公式情報を確認することをおすすめしたい(下記リンク参照)。
メガネスーパー
「コロナウイルス感染防止による営業時間変更のお知らせ|メガネスーパー」
(スクリーンショット)
既報の通り、メガネスーパーなどを運営するビジョナリーホールディングスは2月27日(木)、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う対応策を発表した。
ビジョナリーホールディングスでは、顧客、取引先、従業員の安全確保のため、以下の対応を実施している。
- 時差出勤をおこなうため、同社グループ一部店舗での営業時間の変更
- 20名以上の会議、研修、懇親会の中止
- 国内外の出張の禁止
- 社外の人との対面による商談の禁止
- 店舗業務以外の社員は、原則としてテレワーク・時差出勤の実施
- プライベートでの大人数集会への参加や、濃厚接触が起こりうる交通手段の使用を自粛
営業時間の短縮をおこなっている店舗については、メガネスーパーのホームページで確認できる(下記リンク参照)。
2月28日(金)には、ホームページ内に「従業員のマスク着用のお知らせ」を掲載。従業員にマスク着用を推奨している旨を伝えている。また、「感染拡大防止のため体調のすぐれない方のご来店をご遠慮いただいております。」と理解を求めている(下記リンク参照)。