大手メガネチェーン4社が10月7日(水)までに発表した、2020年9月の売上高(速報値)は、全社とも前年比を大きく下回った。前年の同じ月は、消費税の増税前の駆け込み需要により、売上が大幅に増加した反動によるものと思われる。
2019年9月は、消費税の増税前の駆け込み需要を受けて、各社とも既存店ベースで前年と比べて2割以上、売上が増加していた。
愛眼
「メガネの愛眼 - めがね・サングラス・コンタクトレンズ・補聴器等をご提供する眼鏡専門店」
(スクリーンショット)
メガネのアイガンを展開する愛眼の9月の売上高(速報値)は、既存店ベースで前年比21.4%減、全店ベースで前年比22.0%減となった。これらの数値は、メガネ小売り部門のみのもので、卸部門と写真館部門は含んでいない。
2019年9月の売上高(速報値)は、既存店ベースで前年比24.1%増、全店ベースで23.1%増を記録していた。
ジンズホールディングス
「株式会社ジンズホールディングス - JINS HOLDINGS」
(スクリーンショット)
JINS(ジンズ)を展開するジンズホールディングスの9月の売上高(速報値)は、既存店ベースで前年比11.7%減、全店ベースで前年比7.5%減となった。
8月20日に発売した、10代後半から20代の女性をターゲットにした新シリーズ「Styles(スタイルズ)」の売上が好調で、消費税増税に伴う駆け込み需要の反動を減らす効果があったという。
2019年9月の売上高(速報値)は、既存店ベースで前年比20.3%増、全店ベースで25.6%増を記録していた。
三城ホールディングス
「三城ホールディングス」
(スクリーンショット)
パリミキやメガネの三城などを運営する三城ホールディングスの9月の売上高(速報値)は、既存店ベースで9.5%減、全店ベースで11.8%減となった。これらの数値は、(株)三城および(株)金鳳堂の国内小売り売上高の合計値で算出されている。
2019年9月の売上高(速報値)は、既存店ベースで前年比20.4%増、全店ベースで17.6%増を記録していた。
ビジョナリーホールディングス
「ビジョナリーホールディングス」
(スクリーンショット)
メガネスーパーなどを展開するビジョナリーホールディングスの9月の売上高(速報値)は、既存店ベースで前年比14.9%減、全店ベースで前年比18.5%減となった。EC部門は前年比22.8%減となっている。
2019年9月の売上高(速報値)は、既存店ベースで前年比25.8%増、全店ベースで23.5%増を記録していた。