大手メガネチェーン3社が発表した2024年5月の売上高(速報値)は、3社全てが既存店ベース・全店ベースともに前年同月比プラスを記録した。JINS(ジンズ)を展開するジンズホールディングスとメガネのアイガンを展開する愛眼は、既存店ベース・全店ベースともに前年同月比2ケタ増となった。
前月4月は、3月末に発生した大手レンズメーカーHOYAおよびセイコーオプティカルプロダクツでシステム障害が発生し、一部レンズの受注や製造の停止、納期遅延があったことが影響し、ジンズホールディングスを除く2社が、既存店ベース・全店ベースともに前年同月比マイナスとなっていた(下記リンク参照)。
前年3月は、3社全てが全てが既存店ベース・全店ベースともに前年同月比プラスを記録していた(下記リンク参照)。
愛眼
「メガネの愛眼 – めがね・サングラス・コンタクトレンズ・補聴器等をご提供する眼鏡専門店」
(スクリーンショット)
メガネのアイガンを展開する愛眼の5月の売上高(速報値)は、既存店ベースで前年同月比3.2%増、全店ベースで前年同月比2.8%増となった。前月4月も既存店ベース・全店ベースともに前年を下回っていた。
これらの数値はメガネ小売部門のみのもので、会社全体の数値ではない。
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ジンズホールディングス
「株式会社ジンズホールディングス - JINS HOLDINGS」
(スクリーンショット)
JINS(ジンズ)を展開するジンズホールディングスの5月の売上高(速報値)は、既存店ベースで前年同月比13.7%増、全店ベースで前年同月比15.7%増となった。前月4月も既存店ベース・全店ベースともに前年同月比プラスを記録したが、5月は伸び率がさらに増加している。
ジンズホールディングスは、既存店ベース・全店ベースともに前年を上回った理由として、次の2点を挙げている。
- 店頭での接客強化により「JINS 極薄レンズ」をはじめとしたオプションレンズの装着率が上昇した。
- アウトドアブランドSnow Peakとコラボした「JINS×Snow Peak」シリーズやサングラスなどの季節性商品が売上をけん引した。
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パリミキホールディングス
「パリミキホールディングス」
(スクリーンショット)
パリミキなどを運営するパリミキホールディングスの5月の売上高(速報値)は、既存店ベースで前年同月比6.4%増、全店ベースで前年同月比6.8%増となった。前月4月は既存店ベース・全店ベースともに前年をわずかに下回っていた。
これらの数値は、小売店舗のみの売上高(のれん自立店舗を含む)から算出されている。