大手メガネチェーン3社が発表した2024年7月の売上高(速報値)は、メガネのアイガンを展開する愛眼とパリミキなどを運営するパリミキホールディングスが、既存店ベース・全店ベースともに前年同月比マイナスを記録した。前年(2023年)よりも休日が2日少なかったことが、前年同月比マイナスとなった一因と考えられる。
JINS(ジンズ)を展開するジンズホールディングスは、既存店ベース・全店ベースともに3ヶ月連続で前年同月比2ケタ増を達成したが、前年(2023年)よりも休日が2日少なかった影響もあり、前月に比べて伸び率が下がっている。
前月6月は3社全てが既存店ベース・全店ベースともに前年同月比プラスを記録していた。(下記リンク参照)。
また、前年7月も3社全てが全てが既存店ベース・全店ベースともに前年同月比プラスを記録していた(下記リンク参照)。
愛眼
「メガネの愛眼 – めがね・サングラス・コンタクトレンズ・補聴器等をご提供する眼鏡専門店」
(スクリーンショット)
メガネのアイガンを展開する愛眼の7月の売上高(速報値)は、既存店ベースで前年同月比1.2%減、全店ベースで前年同月比1.5%減となった。前月6月は既存店ベース・全店ベースともに前年を上回っていた。
これらの数値はメガネ小売部門のみのもので、会社全体の数値ではない。
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ジンズホールディングス
「株式会社ジンズホールディングス - JINS HOLDINGS」
(スクリーンショット)
JINS(ジンズ)を展開するジンズホールディングスの7月の売上高(速報値)は、既存店ベースで前年同月比17.2%増、全店ベースで前年同月比20.0%増となった。前月6月も既存店ベース・全店ベースともに前年同月比プラスを記録したが、7月は伸び率が減少している。
ジンズホールディングスは、既存店ベース・全店ベースともに前年を上回った理由として、次の2点を挙げている。
- 前年に比べて休日が2日少なかったことで5%程度の押し下げがあったものの、紫外線や光に反応してカラーの濃さが変化する可視光調光レンズなどオプションレンズの需要が増し、単価上昇と客数増加につながった。
- 7月4日より販売している、強度近視の人の悩みを軽減する「目が小さくならないメガネ」の販売が好調だった。
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パリミキホールディングス
「パリミキホールディングス」
(スクリーンショット)
パリミキなどを運営するパリミキホールディングスの7月の売上高(速報値)は、既存店ベースで前年同月2.8%減、全店ベースで前年同月比3.0%減となった。前月6月は既存店ベース・全店ベースともに前年を上回っていた。
これらの数値は、小売店舗のみの売上高(のれん自立店舗を含む)から算出されている。