サングラスを掛けることでクルマを運転するときの疲労を軽減できるかを実証する実験が、大阪で行われている。
プレスリリースによると、この実験は偏光レンズ「TALEX(タレックス)」を製造する タレックス光学工業と、大阪市の中小企業支援拠点である 大阪産業創造館、そして大阪市と大阪市立大学による共同プロジェクト。大阪市営バスの運転手が偏光レンズ「TALEX(タレックス)」の入ったサングラスを掛けて運転し、運転にともなう疲労が軽減するかどうかを検証する。
偏光レンズとは
偏光レンズとは、反射や照り返しを抑えることで、よりはっきりとした視界が得られるレンズのこと。クルマの運転時には路面の照り返しやフロントガラスの反射を抑えられるので、普通のサングラスよりも見やすくなるほか、水面の反射を取り除くことで水の中までよく見えるようになることから、釣りをするひとに人気だ。
中でも TALEX(タレックス)は独自のノウハウと「全行程のなんと60%以上がハンドメイド」で作られていることから、とても評価が高い。
偏光レンズを掛けた日と掛けない日の疲れ具合を比較
今回の実験は、大阪市営バスの40~50歳代の運転手 20名程度を対象として、偏光レンズ TALEX(タレックス)を掛けた日と掛けない日の疲れ具合を比較する。
1週間の勤務(連続5日もしくは6日出勤)を1セットとして、まず最初の2日間は TALEX(タレックス)を掛けずに運転、次の2日間は TALEX(タレックス)を掛けて運転、最後の1日(6日出勤の場合は2日)は TALEX(タレックス)を掛けずに運転して、疲れ具合の変化を比べる。
これを2セット行い、毎日運転の前後にアンケート調査することで、疲れ具合の違いが集計・分析される。
運転のプロであるバスのドライバーによる実験というのは、とても興味深い。後日発表される結果が楽しみだ。
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