メガネ店 JINS(ジンズ)と株式会社アイシェアが共同で行ったアンケートによると「度入りのメガネをかけた時、どのような言葉でほめられると嬉しいですか?」という質問に対して、全体の73.4%のひとが「似合う」と答えた。
第二位は「おしゃれ」で36.1%。「似合う」とはかなり差が開いているものの、4割近いひとの答えを得た(複数回答)。
このアンケートでは、「どのような言葉でほめられると嬉しいですか?」という質問を、ダテメガネのユーザーにも聞いており、第一位は「似合う」で68.4%、第二位は「おしゃれ」で42.3%と、数字は異なるものの同じ順位となっているのも興味深い。
度のあるなしにかかわらず、メガネを掛けているひとは、自分のことをメガネが「似合う」「おしゃれ」だと思っているひとが多いのだ。
「メガネが似合うね」と言われたい
さらに男女別に比べてみると、女性のほうが「似合う」と言われたいひとの割合が高い。女性のほうがメガネが似合う・似合わないということに敏感だと言えるだろう。
- 「似合う」と言われたい度入りメガネユーザー 男性:64.6% 女性:82.7%
- 「似合う」と言われたいダテメガネユーザー 男性:62.9% 女性:73.6%
メガネを掛けているひと、特に女性には「メガネが似合うね」と言ってあげると、多くのひとに喜んでもらえそうだ。
度入りとダテメガネの意識の違い
第三位はそれぞれ、度入りメガネユーザーは「知的」、ダテメガネユーザーは「かっこいい」となっていて、結果が異なっている。
度入りメガネユーザーが「知的」と言われたいのは、視力やメガネを掛けることにに少なからずコンプレックスを持っているひとが多いからかもしれない。
ダテメガネユーザーは視力を補うためではなく、メガネをファッションアイテムとして掛けているので、「かっこいい」という言葉で自分のセンスを評価してもらいたい気持ちがあるのだろう。
メガネを掛けているひとに対する印象は?
メガネを掛けている他人に対する印象は、メガネユーザーが望んでいる思いとは異なっている。「メガネをかけた人にどんな印象を持つことが多いですか?」という質問(複数回答)に対する答えのベスト3は、次の通り。
- 第一位 「知的」:54.7%
- 第二位 「真面目」:31.3%
- 第三位 「おしゃれ」:24.1%
メガネもファッションの一部として認められて、印象が変わってきたと思いきや、「知的」「真面目」といった昔からのイメージは残っているようだ。
この質問には、メガネを持っていないひとも答えている。メガネを持っていないひとの答えと、持っているひとの答えを比べてみると、ベスト3の順位は変わらないが、割合については少し違っている。
答え | メガネを持っていないひと | メガネを持っているひと |
知的 | 53.7% | 55.0% |
真面目 | 35.0% | 30.1% |
おしゃれ | 17.7% | 26.1% |
特に違いが大きいのが、第三位の「おしゃれ」。メガネを持っているひとが26.1%なのに対して、メガネを持っていないひとは17.7%となっている。メガネを持っていないひとよりも、メガネを掛けているひとのほうが、メガネをおしゃれだと思っている割合が多いようだ。
メガネを掛けているひとはもっとほめられたい
このアンケートを見て思ったことは、メガネを掛けているひとはもっとほめられたいのではないか?ということ。
アンケートの結果をまとめると、メガネを掛けているひとは「似合う」と言われたいのに、他人からは「知的」や「真面目」といった印象を持たれがちだと言える。
もちろん、メガネを掛けることで「知的」や「真面目」だと思われたいひともいる。しかし、「知的」や「真面目」というのはどちらかというと、メガネそのものが持つイメージのほうが強いのではないか?
「メガネが似合う」と言われると、メガネを選ぶセンスや掛けている姿、つまり自分自身のことをほめられていると感じて、よりうれしく思うのではないだろうか?
メガネを掛けているひとは「似合う」メガネを掛けて、メガネを掛けているひとには「似合う」と言ってあげると、より楽しくなると思う。