2010年9月から12月までTBS系で放映されていたドラマ「獣医ドリトル」で、小栗旬さんが演じるドリトルこと鳥取健一が掛けていたメガネが、放映終了後も人気を集めている。
このメガネは小栗旬さんがイメージキャラクターを務めるメガネブランド plusmix(プラスミックス)のフレーム PX-13704 カラー:020(シャイニー シルバー)。ドラマ放映開始直後から全国の取り扱い店で人気を集めていたが、現在では入手困難となっている。
メーカーからの入荷は未定、ヤフオクでも価格高騰
とある plusmix(プラスミックス)取り扱い店に電話取材したところ、このメガネについての問い合わせは数多くあり、メーカーに注文を掛けているものの、入荷の見込みが立たないため泣く泣く断っている状況だという。
また、メーカーの営業担当者にほかの取扱店の在庫状況を尋ねても、このフレームに関しては教えてもらうことができないとのこと。「ここのお店にありますよ」と聞いて、そのお店に向かっても、タッチの差で売れてしまう可能性が高く、かえって迷惑を掛けてしまうことからというのが教えてもらえない理由のようだ。
そんな状況を受けて、Yahoo!オークションでもこのフレームは高値をつけている。一般のメガネ店では21,000円~26,500円で販売されていたものが、1月には34,800円で落札されているほか、今では98,000円とか150,000円という価格で出品されているのだ。
エッジの効いたシャープな雰囲気が魅力
当サイトにも、このフレームを探しているひとからの問い合わせがあったのだが、在庫を持っているお店を見つけることはできなかった。そこで、代わりにおすすめできるものを探してみることにした。
結果としては、胸を張っておすすめできるものは見つからなかったのだが、このフレームの魅力をあらためて発見することができた。
このフレームに似ているものとしてなんとか見つけたのが、医学博士にして世界的な工業デザイナーである川崎和男氏のデザインによるブランド Kazuo Kawasaki(カズオ カワサキ)のふたつのフレーム(写真1・写真2)。
(写真1)Kazuo Kawasaki(カズオ カワサキ) メガネフレーム MP-901 カラー:#11G。
[出典]http://www.masunaga1905.jp/brand/kazuo_kawasaki/mp-901.html
(写真2)Kazuo Kawasaki(カズオ カワサキ) メガネフレーム MP-902 カラー:#22 SLV。
[出典]http://www.masunaga1905.jp/brand/kazuo_kawasaki/mp-902.html
しかし、どちらも「強いて言えば」という程度にしか似ていない。ドラマ「獣医ドリトル」で小栗旬さんが演じるドリトルこと鳥取健一が掛けていたメガネ plusmix(プラスミックス)の PX-13704 が持っている、エッジの効いたシャープな雰囲気がないのだ。
ほどよくつり上がっているシャープなカタチとフレームの絶妙な面取り、さらには正面はもちろん横からの見た目もスッキリしていてカッコいいことなどが、このフレームの魅力と言えよう。
大人の事情とはいえ入手困難なのは残念
このフレームがこれほどの人気を集めているにもかかわらず、メーカーからの入荷が未定となっているため、ほしいひとの手に入らないことは大人の事情とはいえ残念だ。
小栗旬さんは plusmix(プラスミックス)のイメージキャラクターをつとめている関係上、「獣医ドリトル」で plusmix(プラスミックス)以外のメガネを掛けるという選択肢は、おそらくなかったのだろう。
これも推測に過ぎないが、「獣医ドリトル」で掛けていたメガネが数年前のモデルに決まったのは、plusmix(プラスミックス)のフレームの中で役柄に最もふさわしいものだったからと思われる。
もし、このフレームが入手困難な状況になっている理由が数年前のモデルだからだとしても、それは大人の事情、メーカー側の都合でしかないのではないだろうか。
3月16日(水)には「獣医ドリトル」のDVDが発売されることを考えても、このフレームが手に入らない状況は残念でならない。
plusmix(プラスミックス)とは
plusmix(プラスミックス)はコンタクトレンズメーカーでもある SEED(シード)が展開するオリジナルブランド。「未完成ヤングのための進行形ブランド」をコンセプトに、10台後半から20代の男女に向けて、ベーシックなデザインにエッジーな感覚を加えたフレームをリリースしている…【続きを読む】