世界的なメガネの生産地である福井県鯖江市のメガネ店、フレームメーカーなどの有志が、東北地方太平洋沖地震の被災者に老眼鏡を送るプロジェクトを展開している。
鯖江市のメガネ店 田中眼鏡のブログによると、メガネ店として貢献できることは被災者に老眼鏡を送ることだと思い、阪神淡路大震災で老眼鏡がなくて困ったひとがたくさんいたことを鯖江の仲間に呼びかけたところ、すぐに有志が集まったという。
今回の目標は老眼鏡1万本。すでに、BJ Classic Collection(ビージェー クラシック コレクション)を展開するフレームメーカー Bros Japan(ブロス ジャパン)などからフレームの提供を受け、老眼鏡を作っているほか、3月19日(土)までフレームや既製の老眼鏡の提供を受け付けている。
Bros Japan(ブロス ジャパン)の社長である浜田 謙氏のブログによると、今回集めているのは「未使用品であれば何でもOK」。また、レンズの度数は「出来れば中等度以上が望ましいが弱度でもOK」だという。
集められた老眼鏡は、鯖江市役所を通じて、被災者の方々のもとへ送られる。
提供についての問い合わせは、田中眼鏡または Bros Japan(ブロス ジャパン)まで。
2011年3月23日(水) 18時20分:追記
鯖江市長である牧野百男氏のブログによると、3月22日(火)までに約14,000本のメガネが集まった。
岩手県大船渡市災害対策本部からの要請を受けて、3,500本の老眼鏡が大船渡市災害対策本部へ向けて3月23日(水)に出発した。
提供される老眼鏡は、福井県眼鏡協会、学生団体WITH、福井県外も含むメガネ店の有志の手により、被災地で配りやすいよう、強・中・弱の度数ごとに仕分けられている。
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