大手コンタクトレンズメーカーのシードは、3月11日(金)に発生した東日本大震災に被災した方々への支援として、1日使い捨てコンタクトレンズとコンタクトレンズケア用品を無償提供する。
ニュースリリースによると、1日使い捨てコンタクトレンズは5,000人が両目につけて約1ヶ月使える10,000箱が、コンタクトレンズケア用品は、5,000人が約2ヶ月使うことができる10,000本が、岩手、宮城、福島の各県に提供される。なお、福島県については、受け入れ準備が整い次第対応するとしている。
電話取材によると、今回提供されるコンタクトレンズは各県の眼科医会を通じて、眼科医のいる病院へ届けられ、眼科医の診察、処方を経て、必要としている方々の元に届けられる。3月23日(水)には、第一便として宮城県に届けられた。
提供されるコンタクトレンズは弱い度数から強い度数までカバーしつつ、過去の出荷データに基づいて、数多く必要とされそうな度数を多めにそろえたものをセットにして、ニーズや状況に応じて数セットずつ提供されるという。
3月14日(月)の電話取材に対して、シードは「コンタクトレンズは食料や生活用品などとは違い、医療機器のため、被災した方々へ提供することはできません。」と答えていたが、眼科医会と連携することにより、被災された方々への提供を実現したようだ。
また、電話取材に応じてくれたシードの担当者は、物流などの状況を考えるとこの時期に提供することは「勇み足」かとも思ったが、眼科医会の対応が早くスムーズだったことで、被災された方々へのコンタクトレンズの提供が実現したと語っている。
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