度数を調節できるメガネ adlens emergensee(アドレンズ エマージェンシー)発売、1,000本が被災地へ
- 配信日 2011.04.30
- 最終更新日 2011.10.24
- さくらヒロシ(メガネ情報サイトGLAFAS編集長)
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簡単にいつでも度数の調整ができる画期的なメガネ adlens emergensee(アドレンズ エマージェンシー)が、4月26日(火)より発売された。
adlens emergensee(アドレンズ エマージェンシー)は近視と遠視に対応しており、災害などの緊急時などに多くのひとが利用できる優れもの。
初回生産分のうち1,000本がNPO法人ジャパン・プラットフォームを通じて、3月11日に発生した東日本大震災の被災地へ提供される。
簡単にいつでも度数を調整できる
adlens emergensee(アドレンズ エマージェンシー)は、左右のレンズの端にあるダイアルを動かすことで、工具を使うこともなく、いつでも簡単に度数を調整できる。
まずは、左目を手のひらで隠しながら、ダイヤルを動かして右目がハッキリと見えるように調節。続いて、右目を手のひらで隠しながら、左目の見え方を調節すれば準備完了だ。
(写真1)adlens emergensee(アドレンズ エマージェンシー)の使い方。
(出典)http://adlensjapan.co.jp/product_emergensee/
度数が調整できる仕組み
adlens emergensee(アドレンズ エマージェンシー)には、厚みの形状が異なるふたつのレンズが左右それぞれに組み合わされている。左右それぞれについているダイヤルを回すと2つのレンズが動き、度数が変化するようにできているのだ。
(写真2)adlens emergensee(アドレンズ エマージェンシー)のレンズの仕組み。(上)度なし。(中)近視。(下)遠視。
(出典)http://adlensjapan.co.jp/product_emergensee/
対応する度数は近視の-6.00から遠視の+3.00までとなっているので、かなり多くのひとが災害などの緊急時などに使うことができる。近視や遠視のメガネとしてはもちろん、老眼鏡としても使うことができる。
また、何度でも度数の調整ができるので、多くのひとと共用できるのもポイント。災害時だけではなく、家族など誰かと共用するメガネとしても重宝しそうだ。
軽くて丈夫、掛けやすく洗練されたデザイン
(写真3)adlens emergensee(アドレンズ エマージェンシー)は、これだけの機能を持ちながらも洗練されたデザインに仕上がっている。
(出典)http://adlensjapan.co.jp/product_emergensee/
adlens emergensee(アドレンズ エマージェンシー)は、軽さと弾力性に優れた樹脂素材 TR-90をフレームに使用することで、見た目よりも快適な掛け心地が得られるほか、洗練されたデザインに仕上がっているのも魅力的だ。
さらに、緊急時に誰にでもすぐに使えるよう開発されていることから、多数の日本人による使用テスト結果から試作を繰り返して設定されたフリーサイズを採用している。
TR-90 は累計売上100万本とメガネとしては異例の大ヒットとなっている JINS(ジンズ)の看板商品 Air frame(エア・フレーム)をはじめとして、格安メガネ各社の軽さと掛け心地のよさを売りにしたメガネに採用されていて、定評のある素材だ。
また、TR-90 は医療用カテーテルやほ乳瓶などにも使われているなど安全性が高いところも、災害などの緊急時にはふさわしいと思われる。
さらに、レンズの素材にはとても丈夫なポリカーボネートを採用。災害などの緊急時にも安心して使うことができそうだ。
価格は4,980円。東急ハンズ、ビックカメラ、楽天市場などで発売中
adlens emergensee(アドレンズ エマージェンシー)は4,980円(希望小売価格)。東急ハンズやビックカメラ、楽天市場などですでに発売されている。
- アドレンズ エマージェンシー ライトグレー 東急ハンズの通販「ハンズネット」
- アドレンズ エマージェンシー・アドレンズ・アドレンズ エマージェンシー :ビックカメラ.com
- 楽天市場でadlens emergensee(アドレンズ エマージェンシー)を探す
また、上記以外にも、全国のメガネ店、百貨店、家電量販店などでの販売が予定されている。詳細については、アドレンズ・ジャパンお客様相談室(03-5408-5886)まで。
東日本大震災の被災地へ1,000本提供
adlens emergensee(アドレンズ エマージェンシー)を日本で販売しているアドレンズ・ジャパンは、初回生産分のうち1,000本を、NPO法人ジャパン・プラットフォームを通じて、3月11日に発生した東日本大震災の被災地へ提供する。
また、アドレンズ・ジャパンはプレスリリースを通じて、「自力で度数の調整が可能なメガネの開発及び提供を通じて、災害時の視力確保の重要性を啓発し、防災・減災に貢献する活動を今後も継続的に行ってまいります。」と、今後の活動と決意を表明している。
お礼とご報告
GLAFAS(グラファス)では adlens emergensee(アドレンズ エマージェンシー)を日本で販売しているアドレンズ・ジャパンさまに、今回の地震に被災された方々にメガネの提供を依頼しました。その詳細については、下記の記事をお読みください。
この度、アドレンズ・ジャパンさまが1,000本を被災地へ提供することになったことに対して、この場を借りてお礼を申し上げます。
また、adlens emergensee(アドレンズ エマージェンシー)を是非とも早く被災地へ送りたいというメールをくださった m さまにも、この場を借りてご報告させていただきます。
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