花粉症対策におすすめのメガネレンズ~「花粉がつきにくいレンズ」と「くもりにくいレンズ」
- 配信日 2012.01.25
- 最終更新日 2013.03.19
- さくらヒロシ(メガネ情報サイトGLAFAS編集長)
- 本ページにはプロモーションが含まれている場合があります
花粉症対策としてメガネユーザーにおすすめのもののひとつが、「花粉がつきにくいメガネレンズ」。レンズ表面に施された帯電防止コートにより、静電気が起きにくく、花粉やホコリがつきにくいのだ。
もうひとつのおすすめは、「くもりにくいレンズ」。こちらも特殊なコーティングの効果により、花粉症対策には欠かせないマスクをしても、メガネがくもりにくいのがうれしい。
どちらもオプション料金はかかるものの、花粉症の時期を少しでも快適に過ごしたいというひとにとっては、検討する価値ありと言えるのではないだろうか。
静電気を抑えて、「花粉がつきにくいレンズ」
(写真1)セイコーオプティカルプロダクツから発売されている「スーパーレジスタンスコート」は、花粉やホコリがつきにくく、キズにも強い。
(出典)http://www.seiko-opt.co.jp/technology/resistance.html
大手レンズメーカー各社から、静電気が起きるのを抑える「帯電防止」効果を持ったコーティングがオプションとして販売されている。レンズの表面に静電気が起こりにくくなっているので、花粉やホコリがつきにくくなるという優れものだ。さらに、キズにもとても強くなっており、メガネレンズのコーティングとしては最高峰と言えるだろう。
(写真2)東海光学「マックスシールドコート」と従来のコーティングとの比較。「マックスシールドコート」は静電気が起きにくいので、ホコリなどがつきにくいことがわかる。
(出典)http://www.tokaiopt.jp/lens/msc.php
生活総合情報サイトAll About(オールアバウト)のガイドも務める清益 功浩医師によると、外出から帰ってきたら、「花粉を洗い流すために顔を洗う」ことが、花粉症対策としておすすめだという。さらに、「目の対策としては目の周りをしっかりと洗いましょう」と述べている(※)。
ふだんメガネを掛けているひとは、顔を洗うのと同時に「メガネを洗う」習慣をつけると、花粉症対策としてより効果的ではないだろうか。
※出典:http://allabout.co.jp/contents/sp_kafun_c/1848/302427/index/
大手レンズメーカー各社の「花粉がつきにくい」レンズ
- ヴィーナスガードコート | オプションを選ぶ | メガネレンズを選ぶ | HOYA株式会社 ビジョンケアカンパニー
- スーパーレジスタンスコート | テクノロジー | セイコーオプティカルプロダクツ株式会社
- マックスシールドコート : メガネレンズ : 東海光学株式会社
マスクをしても「くもりにくいレンズ」
(写真3)セイコーオプティカルプロダクツ「フォグレスコート」のイメージ写真。
(出典)http://www.seiko-opt.co.jp/eyeinformation/lens-001479.html
「くもり防止コーティング」により、マスクをしていても「くもりにくいレンズ」も、花粉症の時期にマスクが手放せないというメガネユーザーにはおすすめ。
セイコーオプティカルプロダクツのホームページによると、メガネのレンズがくもるのは、息や湯気などよりもレンズ表面の温度が低いので、空気中の水分が結露して細かな水滴が発生し、その水滴が光を乱反射することが原因だという。
そこで、親水性(水となじみやすい性質)を持った「くもり防止コーティング」と、さらに親水性を高める「メンテナンスクリーナー」を定期的に使うことにより、水滴ができるのを抑えたのが「くもりにくいレンズ」なのだ。
(写真4)眼鏡市場「くもりにくいレンズ」のイメージ写真。
(出典)http://www.meganeichiba.jp/lens/original/boudon.html
「メンテナンスクリーナー」を定期的に使うのはちょっと面倒…と思うひともいるかもしれないが、マスクをつけるときだけでなく、料理や食事をするときや、寒冷地に住んでいるひと、仕事などで冷蔵庫や冷凍庫にひんぱんに出入りするひとなどにも、効果が実感できそうだ。
現在発売中の「くもりにくいレンズ」
※「フォグレスコート」は通常のレンズにプラス数千円(メガネ店によって異なる)のオプション料金がかかる。眼鏡市場の「くもりにくいレンズ」は、通常のメガネ料金(フレーム+レンズで15,750円または18,900円)プラス2,100円(レンズのみ購入の場合は13,440円)。