格安メガネの定番ブランド Zoff(ゾフ)は、パソコンやスマートフォンなどの画面から多く発せられ、まぶしさやチラつきの原因となるブルーライト(青い光)をカットすることで、眼への負担を軽減するメガネレンズ Zoff PC を3月3日(土)に発売する。
Zoff(ゾフ)によると、Zoff PC は店頭および Zoff(ゾフ)オンラインストア で販売しているすべてのフレーム(※)に装着することができるほか、度なしレンズなら追加料金0円、度付きレンズは追加料金5,250円となっており、リーズナブルな価格も魅力だ。※サングラスなどの一部に対応できない商品もあり。
【追加情報(2012年5月15日)】
Zoff PC にほぼ透明に近い「クリアタイプ」が登場。5月26日(土)より発売。詳細については以下から。
ブルーライト(青い光)とは
(写真1)可視光線の波長とエネルギー。image by ニコン・エシロール。
可視光線、すなわち目に見えて、色として感じることができる光は、色によって波長が異なっている(写真1)。目に見える光・色の中でも波長が短く、エネルギーが強いブルーライト(青い光)は、まぶしさやチラつきの原因となっている。
(写真2)従来のブラウン管に比べて、最近主流となっているLEDは、「青い光」が強い。image by ニコン・エシロール。
パソコンや携帯電話などのデジタル機器やテレビ、中でも最近主流となっているLED液晶モニターからは、ブルーライト(青い光)が波長450nmをピークに多く発せられており、眼への負担が大きくなっている(写真2)。
特殊なカラーでブルーライト(青い光)をカット
(写真3)Zoff PCはデジタル機器のディスプレイから多く発せられるブルーライト(青い光)をカットして、まぶしさやチラつきを低減する。image by インターメスティック
Zoff PC は特殊な染料を用いてレンズをブラウンカラーに染色することで、ブルーライト(青い光)を効率的にカットするよう作られているので、まぶしさやチラつきは抑えられながらも、コントラストが上がり、文字や輪郭などがよりハッキリ見えることが期待される(写真3)。
(写真4)「無色のメガネ」と「濃い色のサングラス」の光の通り方。image by インターメスティック
ちなみに、レンズにカラーが入っていないメガネでは、ブルーライト(青い光)をそのまま通してしまう。また、一般的な濃いカラーのサングラスでは、ブルーライト(青い光)以外も全体的にカットしてしまうため、コントラストが低下してしまうのだ(写真4)。
(写真5)Zoff PCの分光透過率曲線を見ると、「最もエネルギーが強い青色波長」である450nm付近の光がおよそ30%カットされていることが分かる。image by インターメスティック
また、波長ごとの光の透過率を示す分光透過率曲線(写真4)を見ると、LED液晶モニターから発せられるブルーライト(青い光)のピークとなる450nm付近では、およそ30%カットされていることが分かる。
度なしなら無料、プラス5250円で度付きレンズもOK
(写真6)Zoff PC を装着したメガネ。レンズのカラーはブラウン系。image by インターメスティック 【クリックして拡大】
Zoff PC は全国の Zoff(ゾフ)各店および Zoff(ゾフ)オンラインストア で販売しているすべてのフレーム(※1)に入れることができる。度なしレンズなら追加料金0円、度付きレンズは追加料金5,250円という、リーズナブルな価格もうれしい(※2)。もちろん、UV(紫外線)カットもついているので、安心して使うことができる。
(写真7)Zoff PCのイメージカット。image by インターメスティック
度なしレンズは屈折率1.50という、悪くいえばいちばん厚さのあるタイプだが、度なしなのでまず問題ないだろう。
度付きレンズは屈折率1.60の薄型タイプ。かなり度が強いひとの場合、レンズの厚さが気になることもあるかもしれないが、パソコン専用と割り切れば、さほど気にならないのではないだろうか。また、度付きレンズの場合には、度数によって色味が多少異なって見えることもあるという。
※1:サングラスなどの一部に対応できない商品もあり。
※2:Zoff(ゾフ)のフレームを持ち込んで交換する場合は、度なしレンズ:3150円、度付きレンズ:5,250円。
追加情報(2012年5月15日)
Zoff PC にほぼ透明に近い「クリアタイプ」が登場。5月26日(土)より発売。詳細については以下から。