東日本大震災が発生してから、今日で2年が経ちました。
そこで、GLAFAS(グラファス)に掲載したメガネ・コンタクトレンズ関連ニュースを通じて、震災後の2年間を振り返ってみたいと思います。
また、「メガネユーザーの災害への備え」も、あわせてご紹介したいと思います。
コンタクトレンズメーカーが被災、出荷が滞る
ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 ビジョンケア カンパニー
「地震の影響による弊社製品の受注出荷に関するお知らせ」
(スクリーンショット)
震災から3日後の2011年3月14日に「メガネユーザーの災害時への備え」と題した記事で、大手コンタクトレンズメーカーの配送部門が被災し、コンタクトレンズの出荷ができない状況などを掲載しました。
メガネ店も被災して休業
「郡山市メガネ&コンタクトレンズのROPE」(スクリーンショット)
被災地のメガネ店では、休業したところが相次ぎました。
そんな状況の中、被害を受けた福島県郡山市のメガネ店 ROPE(ロペ)のスタッフの方から、すでに復旧して営業していることを避難所にいる方々へ伝えてほしいというメールをいただき、その旨の記事を掲載いたしました。
また、被災地にある大手メガネチェーン店の営業情報を掲載いたしました。
▼「東北関東大震災の被災地での大手メガネ店営業状況まとめ(3月30日現在)」
▼「東日本大震災の被災地での大手メガネ店営業状況まとめ(4月7日現在)」
メガネ産地や大手メーカーが被災地へメガネを寄贈
【出典】http://tanakagannkyou.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/o-af72.html
震災直後から、世界的なメガネの生産地である福井県鯖江市のメガネ店、フレームメーカーなどの有志のほか、大手メガネチェーン店などが、被災地にメガネの提供を始めました。
▼「メガネ産地 鯖江から「老眼鏡を被災地へ送ろう」プロジェクト」
▼「オンデーズが東北地方太平洋沖地震の被災地へメガネ2000本を無償提供」
▼「眼鏡市場と alook(アルク)が東北地方太平洋沖地震の被災地へ老眼鏡を寄贈」
メガネだけでなく、義援金を送るメガネチェーン店もありました。
▼「メガネを買うことで東北関東大震災の募金ができるお店まとめ」
▼「メガネドラッグが東北地方太平洋沖地震の被災地へ100万円寄付」
▼「Zoff(ゾフ)が東北関東大震災の被災地に義援金1,000万円とメガネ10,000本を寄贈」
▼「MYKITA(マイキータ)が震災支援のサングラス FRANZ-for-Japan 発売」
また、コンタクトレンズメーカーも、被災地へコンタクトレンズやケア用品を寄贈しました。
▼「シードがコンタクトレンズ10,000箱とケア用品10,000本を被災地へ無償提供」
▼「チバビジョンがコンタクトレンズケア用品を被災地へ無償提供」
「もしものとき」のためにメガネを備えよう
adlens Emergency(アドレンズ エマージェンシー)のパンフレット。
「非常事態用救急メガネ」というキャッチコピーが印象的。
image by アドレンズ・ジャパン
災害などの緊急時に多くのひとが利用できるよう、自分で簡単に、しかも何度も度数が調節できるメガネとして販売されているのが「adlens Emergency(アドレンズ エマージェンシー)」です。
販売元であるアドレンズ・ジャパンでは、震災直後から adlens emergensee(アドレンズ エマージェンシー)を被災地へ送ることを検討していました。
しかし、発売日が2011年4月26日であったため、震災直後には在庫がありませんでしたが、2011年6月に被災地に寄贈されました。
▼「度数を調節できるメガネ adlens emergensee(アドレンズ エマージェンシー)が福島県、宮城県の被災地に」
アドレンズ・ジャパンでは、災害が起こったあとの被害を少しでも減らす「減災用品」としての必要性を訴え、adlens emergensee(アドレンズ エマージェンシー)のさらなる普及を目指して活動しています。
▼「減災用品としての普及を目指す「非常事態用救急メガネ」 adlens Emergency(アドレンズ エマージェンシー)」
▼「震災対策技術展に「非常事態用救急メガネ」 adlens Emergency(アドレンズ エマージェンシー)が出展」
adlens emergensee(アドレンズ エマージェンシー)は、2012年8月に、メガネ専門店の協同組合 オールジャパンメガネチェーン(AJOC)に加盟する32企業の全国600店舗に配備されました。
▼「自分で度数を調節できる”緊急メガネ”「アドレンズ エマージェンシー」が全国600のメガネ店に配備」
震災から4ヶ月後の2011年7月におこなわれたアンケートによりますと、震災のあと、メガネに対する意識が変わったと答えたひとは11.5%だったそうです。
▼「 震災後、メガネに対する意識が変わったひとは11.5%」
GLAFAS(グラファス)では、メガネユーザーのみなさまに、次の「6つの備え」をおすすめいたします。
- 「まずはメガネを枕元に」
- 「安いものでもいいので予備のメガネを用意しておく」
- 「防災セットまたは非常持ち出し袋にメガネを」
- 「会社にも予備のメガネを用意しておく」
- 「メガネを定期的に点検しておく」
- 「コンタクトレンズの予備を用意しておく」
詳細につきましては、以下の記事をごらんくださいませ。少しでもみなさまのお役に立てれば幸いです。