老舗メガネフレームメーカーの増永眼鏡から今秋発売された Wink Glasses 2013は、レンズの前に組み込まれた液晶シートが10秒に1回くもることで、まばたきを促すメガネ。
パソコンやスマートフォンの画面を集中して見つめていると、まばたきが少なくなり、眼の乾きや疲れを感じてしまいがち。
そこで、レンズの前に組み込まれた液晶シートがくもり、目の前の視界がさえぎられると、まばたきが促されるというわけだ。
Wink Glasses 2013は、デザインディレクターの川崎和男氏がデザインを監修。10秒に1回視界をさえぎり、まばたきを促す機能を持つにもかかわらず、パッと見には普通のメガネと変わらないようなデザインなのもポイント。
Wink Glasses 2013の重さは33g。一般的なメガネよりも重くなっているが、筆者が実際に掛けてみたところ、数値ほどの重さを感じさせない掛け心地に仕上がっている。
増永眼鏡 Wink Glasses 2013
これは視界がさえぎられないクリアな状態。
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Wink Glasses 2013の液晶シートにより、
視界がくもり、さえぎられた状態。
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Wink Glasses 2013を斜めから見たところ。
川崎和男氏がデザイン監修したこともあり、
これだけの機能を搭載しながらも、
スマートで掛けやすい仕上がりが魅力。
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Wink Glasses 2013はブルーライトもカット、度付きレンズにも交換できる
さらに、Wink Glasses 2013には、パソコンやスマートフォンなどの画面から多く発せられ、まぶしさやチラつき、眼の疲れなどの原因になるとされるブルーライトをカットするレンズも搭載。液晶シートとブルーライトカットレンズとの組み合わせで、ブルーライトを45.8%カットしてくれる。
また、ブルーライトカットレンズを取り外して、度付きレンズと交換することも可能なのは、メガネユーザーにとってはうれしいところだ。
Wink Glasses 2013は、液晶シートとブルーライトカットレンズを搭載。
フレームが2層構造となっており、度付きレンズにも交換可能。
また、左テンプル(つる)に、空気電池(PR41)2個を入れる。
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Wink Glasses 2013は連続約80時間使用可能、3つのモードを選べる
Wink Glasses 2013は、空気電池(PR41)2個で連続約80時間使用することができる。右テンプル(つる)にはスイッチが付いていて、以下の3つの動作モードを選ぶことができる。
- 10秒間クリア、0.2秒不透明の繰り返し
- 10秒間クリア、0.1秒不透明繰り返し
- 連続クリア
Wink Glasses 2013の右テンプル(つる)に設けられたスイッチ。
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Wink Glasses のファーストモデル
Wink Glasses(ウィンクグラス)
Wink Glasses(ウインクグラス)は、目の動き(まばたき)を感知するセンサーと専用フレームのセットになったメガネ。
約5秒間まばたきがないと、レンズの前についたシートが曇り、センサーがまばたきしたのを感知すればシートは瞬時に透明に戻る仕組みだ…【続きを読む】
約5秒間、目の動き(まばたき)がないとシートが曇る。
目の動き(まばたき)を感知すると、シートはすぐに透明に。
川崎和男氏が手がけるメガネ~Kazuo Kawasaki(カズオ カワサキ)
Kazuo Kawasaki(カズオ カワサキ)
Kazuo Kawasaki String rim EVO MP-100 カラー:#11 GP/BK。
image by MASUNAGA