日本発のメガネ型情報端末「雰囲気メガネ」(FUN'IKI Ambient Glasses)が、2月24日(月)、スペイン・バルセロナで開催中の世界最大のモバイル見本市「Mobile World Congress 2014」で発表された。
「雰囲気メガネ」は、スマートフォンと連動。電話の着信やメールの受信、スケジュールなどを、フルカラーLEDライトや小型スピーカーを通じて光や音で伝える機能を持っている。
「Google Glass」(グーグル グラス)をはじめとした他のメガネ型情報端末とは異なり、ライフスタイルに溶け込むようなシンプルな機能とナチュラルな使用感を目指し、開発されたのだという。
スマホからの情報を光や音でナチュラルに伝える
メガネ型情報端末「雰囲気メガネ」
「雰囲気メガネ」は、メガネチェーンのパリミキ・メガネの三城などを展開する三城ホールディングスが出資するルネット、スマートフォンアプリを開発する間チルダ、情報科学芸術大学院大学 (IAMAS)の赤松正行教授からなる産学協同の「FUN’IKI(フンイキ)プロジェクト」が開発したメガネ型情報端末。
「雰囲気メガネ」は、フルカラーLED6基と小型スピーカー1基を搭載。専用アプリとBluetoothを通じてスマートフォンと連動し、電話の着信、メール、SNSの受信、スケジュールの通知、株価の変動、天気の変化を光と音で知らせてくれる。
左右のレンズとつなぐブリッジ部分には照度センサーがあり、周囲の明るさを感知して、LEDを適切な明るさに調整することができる。
また、「雰囲気メガネ」を通じて伝えたい情報や、光と音の設定は、専用アプリからユーザー自身がカスタマイズ可能。今後、アプリのアップデートにより、さまざまなコンテンツが追加される予定だ。
こうした機能を持ちながらも、一般的なメガネフレームとしても違和感なく使えそうなデザインに仕上がっているのが、「雰囲気メガネ」の大きな特色と言えよう。
現在のところ、「雰囲気メガネ」の一般への発売時期は未定となっている。
(左)ブリッジには照度センサーを搭載。
(中)通常のメガネ同様、テンプル(つる)を折りたためる。
(右)専用アプリでカスタマイズ可能。
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(出典)http://www.sparkawards.com/galleries/index.cfm?entry=7572B7F4-5056-A832-A2B0A52EDD972027