半導体メーカー世界最大手 Intel(インテル)と、アイウェア世界最大手の Luxottica(ルックスオティカ)は、現地時間12月3日(水)に提携を発表。スマートグラス(メガネ型ウェアラブル端末)を共同開発する複数年契約を結んだことを明らかにした。
Intel(インテル)と Luxottica(ルックスオティカ)との共同開発によるスマートグラス(メガネ型ウェアラブル端末)は、2015年に発売されることが見込まれている。
Intel(インテル)のCEO(最高経営責任者)である Brian Krzanich(ブライアン・クラーザーニッチ)氏は、
「ウェアラブル技術の成長は、革新の場を広げている。この提携を通じて、Intel(インテル)が持つ最新の半導体・ソフトウェア技術と、Luxottica(ルックスオティカ)の革新的なデザインと消費者についての知識をひとつにし、共に歩んでいきたい。それにより、革新のペースがさらに加速し、既成概念の枠を超えることを期待している。」
とコメント。
Luxottica(ルックスオティカ)のMassimo Vian(マッシモ・ヴィアン)CEOは、
「これは我々にとって、アイウェアの未来を革新する驚くべき機会だ。我々は Intel(インテル)とともに、ウェアラブル端末の潜在能力を発展させ、アイウェアの限界を広げ続けていく。美しく機能的で高い処理能力を持ち、消費者がよろこんで掛けたくなるようなウェアラブル端末用フレームを作り、世界をリードしていきたい。」
と語っている。
(左)Intel(インテル)CEO Brian Krzanich(ブライアン・クラーザーニッチ)氏。
(右)Luxottica(ルックスオティカ)CEO Massimo Vian(マッシモ・ヴィアン)氏。
半導体の世界最大手とアイウェア世界最大手との提携により、スマートグラス(メガネ型ウェアラブル端末)に革新が生まれることが期待される。
(出典)http://www.luxottica.com/en/luxottica-intel-wearable
Googleとの提携も続ける Luxottica(ルックスオティカ)
Luxottica(ルックスオティカ)は、すでに検索エンジン最大手の Google(グーグル)とメガネ型ウェアラブル端末 Google Glass(グーグル グラス)で提携している。
▼「Google Glass」(グーグル グラス)と世界最大手メガネメーカー Luxottica(ルックスオティカ)が提携
Luxottica(ルックスオティカ)のMassimo Vian(マッシモ・ヴィアン)CEOは、
「Intel(インテル)との契約により、Google(グーグル)との関係を解消するわけではない。Google Glass(グーグル グラス)は、あくまで別の製品だ。」
と、アメリカの The New York Times(ニューヨークタイムズ)に語っている。
Luxottica(ルックスオティカ)とは
Luxottica(ルックスオティカ)は、イタリアにある世界最大手のメガネ・サングラスメーカー。
CHANEL(シャネル)や BVLGARI(ブルガリ)をはじめとした、数多くの有名ブランドのメガネ・サングラスをライセンス生産しているほか、Ray-Ban(レイバン)や Oliver Peoples(オリバーピープルズ)、alain mikli(アラン ミクリ)、Oakley(オークリー)といった人気アイウェアブランドも傘下に置いている。
「Luxottica Group」(スクリーンショット)