メガネブランド JINS(ジンズ)と血圧計や体温計などを手がけるオムロン ヘルスケアは、センシングアイウェア JINS MEME(ジンズ・ミーム)をプラットフォームとした共同開発プロジェクトを発足することを1月7日(水)に発表した。
搭載されたセンサーで頭部の生体データを得ることができる JINS MEME(ジンズ・ミーム)に、オムロン ヘルスケアの生体計測・解析技術を応用することで、新たなソリューションを開発し、2016年春の商品化を目指す。
高齢化や生活習慣病などヘルスケアニーズを受け発足
JINS(ジンズ)とオムロン ヘルスケアとの共同開発プロジェクトは、高齢化の進行や生活習慣病患者・予備軍の増加などから、ヘルスケアのニーズが高まっていることを受けて発足。
豊富な生体データを常時かつ手軽に取得することができるウェアラブル端末、特に五感の9割以上を占める頭部の24時間センシング技術は、潜在的な病気やケガの予兆を早い段階で察知し、積極的な健康管理を目指す「先制医療」の発展に、大きな貢献が期待されているという。
頭部の生体データを取得できる JINS MEME(ジンズ・ミーム)に、オムロン ヘルスケアの計測・解析技術を応用し、新たなソリューションを開発していく。
生体データを取得できるメガネ JINS MEME(ジンズ・ミーム)
JINS MEME(ジンズ・ミーム)は、眼球の動きやまばたきを計測する眼電位センサーと、、頭部の動きを計測する六軸センサーを内蔵した世界初のセンシングアイウェア。眠気や集中度、身体のバランスなど、従来のウェアラブル端末とは異なるユニークなDEEP DATA(※)を取得することができる。
▼JINS MEME(ジンズ・ミーム)~疲れや眠気を教えてくれるメガネ
また、開発段階から他のセンシングデバイスとの連動を見据え、機能拡張できるよう設計されているのも JINS MEME(ジンズ・ミーム)の特徴。オムロン ヘルスケアとの共同開発プロジェクトも、その拡張性を活かしたものとなりそうだ。
※JINS MEME(ジンズ・ミーム)から取得できる人体データ
JINS MEME(ジンズ・ミーム)「ウエリントン」
日常的に使える「普通のメガネ」のように仕上がっているのがポイント。
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左右のレンズをつなぐブリッジの裏側に「三点式眼電位センサー」を搭載。
右テンプル(つる)にはスイッチやインジケーターがある。
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テンプル(つる)先端部には、センサーやバッテリーに加え、他の機器との接続できる拡張インターフェイスを搭載。さまざまな周辺機器との連携も期待される。
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