大手メガネチェーンのメガネスーパーが、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催中の「第2回 ウェアラブルEXPO」で、メガネ型ウェアラブル端末「b.g.(ビージー)」の商品プロトタイプ実機を展示している。
メガネ専門店としてのノウハウを活かし「見え心地」と「掛け心地」を追求した b.g.(ビージー)本体に加え、物流やナビゲーション、翻訳、”視力4.0”を目指す視覚拡張などの活用事例を展示・紹介し、来場者の注目を集めた。
今後は教育、農業や畜産、エンターテインメントなどで専門家と提携し、展開を図る業種・業態を拡大するとしている。
メガネスーパー「b.g.(ビージー)」商品プロトタイプ実機
両眼で自然に画像を見られるよう、高解像度ディスプレイを左右に搭載。前後左右のバランスを最適化し、快適な「掛け心地」を追求。発売時までにはケーブルはなくなる予定。
左右のディスプレイは瞳の位置に合わせて移動可能。両眼で双眼鏡を覗いたときのように自然な「見え心地」が得られる。
テンプル(つる)先端に特殊形状のパーツを用いているので、耳にしっかりとフィット。また、ウェアラブル端末としての機能を持つデバイス部分は、磁石で装着されていて簡単に着脱可能。専用フレーム以外の一般フレームにも取り付けられるようになる予定。
メガネスーパー「b.g.(ビージー)」の活用事例
物流
機械が指示することで、未経験者でも作業がスムーズになり効率アップ。しかもハンズフリーでペーパーレス化にも貢献。
自動情報表示
無線で位置を確認できるビーコンと連携し、美術館などで特定エリアに入ったら自動的にコンテンツを表示。
インバウンド観光ナビ
視界にナビゲーションが表示され、迷わず目的地に着けるほか、写真などの観光情報も表示可能。スマートフォンなど地図を見るのに比べて視線の移動が少ないので、事故防止にもつながる。
音声翻訳
異なる言語で話す2人の会話をリアルタイムに音声とテキストで翻訳。相手の顔を見ながら会話できるので、コミュニケーションが円滑に。
”視力4.0”を目指す視覚拡張
望遠レンズのカメラなどと連携してアップの映像を表示。双眼鏡やオペラグラスを手で持つことなく、「引き」と「望遠」を同時に見ることができる。
「b.g.(ビージー)」は、「メガネを知り尽くしたメガネスーパーにしかできないウェアラブル」。
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