「雨の日や夜間でのクルマの運転は、晴れた日中よりも視界が悪くて緊張する」
そんな悩みに応えてくれるのが、クルマの運転に最適化されたカールツァイスの「ZEISS DriveSafe Lens」(ツァイスドライブセーフレンズ)だ。
今回、カールツァイスビジョンジャパンよりモニター提供を受けたので、クルマの運転はもちろん、普段の生活での使い勝手なども含めてレビューしていこう。
かすみのない澄んだ視界で夜間の運転が快適
必要に応じて着脱できるクリップオンタイプのサングラスと組み合わせると、日差しがまぶしいときの運転がさらに快適に。
前回の記事「オーダー編」でご紹介したように、ZEISS DriveSafe Lensを遠近両用タイプの最高グレード「Individual 2」で注文した。
完成したメガネを掛けて、夜間にクルマを運転してみたところ、かすみのない澄んだ視界が目の前に広がったことに驚いた。
具体的にいうと、路面や停止線、白線、横断歩道などがクッキリしてとても見やすいと感じた。道路標識や交差点名標識の文字も、目をこらすことなくスッと眼に飛び込んでくるので楽になった。
そして、対向車のヘッドライトや前を走るクルマのブレーキランプ、そして街灯がまぶしいと感じなくなった。最近のクルマはヘッドライトやブレーキランプにLEDが使われているため、まぶしさを感じることが多かったので非常に快適だ。
さらに、助手席に乗っていた妻から「周りのクルマの流れに対する反応が、いつもよりもワンテンポ早い。」と指摘された。きっと、このレンズがもたらす快適な視界が功を奏したに違いない。
ZEISS DriveSafe Lens 安心で信頼できるドライブを楽しめる その瞬間― - YouTube
夜間でもクッキリ見えて、周りのクルマの流れに対する反応が早くなったのは、「ルミナンスデザインテクノロジー」のおかげだろう。ルミナンスデザインテクノロジーとは、明るさによって瞳孔の大きさが変化することを考慮した技術のことで、雨の日や夜間など暗い環境での視界を向上させるという。
また、まぶしさが軽減したのは、「DuraVision®DriveSafeコーティング」の効果によるものだろう。このコーティングは、特定の波長を部分的に反射することで、強い光を直視した際のまぶしさや見えづらさを軽減してくれる。
さらにうれしかったのは、視界が広がったことだ。歩道や対向車線の様子が視界に入りやすくなり、ルームミラーやサイドミラーを見る際に視線を動かすのも楽になるなど、周囲の状況確認がしやすくなった。安全運転につながることを大いに期待したい。
カールツァイスの資料によると、遠近両用タイプのZEISS DriveSafe Lensは運転時の視線移動に考慮したデザインになっており、他のZEISS遠近両用レンズの上位モデルと比べ、中間部では最大43%、遠用部では最大14%視界が広くなったという。
「雨の日や夜間の運転で見づらいのはメガネの限界なのだろう」と、筆者は半ばあきらめていた。しかし、ZEISS DriveSafe Lensを装着したメガネを手に入れたことで、今はもうあきらめることはないと感じている。
昼夜問わずクルマを楽に運転できるようになり、ドライブを今まで以上に楽しむことができそうだ。
運転以外の日常生活も快適、日々の生活が豊かになる
カールツァイスの最新レンズは、クルマの運転以外でも快適さをもたらしてくれる。
料理や掃除、デスクワークなど室内の作業では、ごく手元から手を伸ばしたところまで、自然に目線を向ければ楽に見える。とても便利で快適だ。きっと中間部の視界の広さが貢献しているのだろう。
また、街を歩いているときも視界の広さが心地良い。そして、夜の街でもDuraVision®DriveSafeコーティングのおかげで、今までのメガネよりグッとクリアに見えて気分が上がる。
さらに、DuraVision®DriveSafeコーティングの効果であろうか、まぶしさが抑えられる。晴れた空の明るい日差しをしっかりと感じられるのに、まぶしさは気にならないのがスゴい。
メガネレンズ、中でも遠近両用レンズは進化を続けており、今では安価なタイプでも支障なく生活を送れると感じていた。しかし、カールツァイスの最新レンズを使ってみた結果、性能の良いレンズは生活に豊かさを与えてくれることを心底体感できた。
よく見える快適なメガネで、仕事や趣味、日々の生活をより豊かに楽しみたいというひとは、カールツァイスのレンズをチェックしてみては。