筆者の家族が愛用しているメガネフレームが折れてしまったので、購入したメガネ店「glass工房602(グラス工房ロージー)」(東京・西荻窪)に持ち込んで修理を依頼した。
このフレームはglass工房602の店主でメガネ職人の佐藤八郎氏が手作りしたもので、素材はアセテート(プラスチック)。
テンプル(つる)とのつなぎ目近くでリム(ふち)が完全に折れてしまったのだが、どこが折れていたのかほとんど分からないほど見事に修理された。
(右上)修理前
(左下)修理後
今回修理した箇所は掛け外しの際に力がかかるため、メタル(※1)やプラスチック(※2)など素材にかかわらず折れやすい。このようにリム(ふち)が折れてしまうことを、メガネの業界用語では「リム切れ」という。
現在では技術が進化して、リム切れの大半は修理可能となっている。とはいえ、今回の修理の出来映えをこの目で見て、glass工房602の優れた技術に驚かされた。
「フレームの修理|Glass工房602(グラス工房ロージー)」
(スクリーンショット)
折れたフレームの修理をメガネ店に依頼した場合、実際の修理作業はフレームメーカーまたは専門の修理業者でおこなわれるのが一般的だ。しかし、glass工房602では店主でメガネ職人の佐藤八郎氏が、フレームの状態をひとつひとつ確認・把握した上で修理をおこなう。
glass工房602に修理を依頼した際、「修理できるのかどうか?」「どのように直すのか?」「期間や費用はどのくらいかかるのか?」といったさまざまな疑問に、実際に修理をする職人から直接答えてもらえたことにとても安心感を覚えた。
glass工房602では、メガネフレームの修理や調整に幅広く対応しており、他のメガネ店で購入したフレームの修理も受け付けている。筆者の取材に対して、「修理に困っている方はお気軽にお問い合わせください。」と語ってくれた。
修理内容や価格、納期については、glass工房602のホームページに詳しく紹介されている。
「メガネが壊れて困っている」「引越をしたので買ったお店には修理に出せない」「どこのお店に修理を頼めばいいのか分からない」そんな悩みのある人は、glass工房602へ気軽に足を運んでみては。
※1:チタンなど。
※2:アセテート、セルロイドなど
修理前の状態。右のリム(ふち)が折れてしまい、完全なるリム切れとなっている。
修理後の状態。リム切れしていた箇所は見事に接合されている。どこを修理したのかを見分けるのは難しい。
リム切れの修理が完了し、お気に入りのメガネが復活した。
glass工房602 店舗データ
【住所】東京都杉並区西荻北3-17-8 【Googleマップを見る】
【最寄り駅】西荻窪(北口徒歩1分 伏見商店街鳥居正面)
【電話】03-5382-1062
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