イタリアのアイウェア大手サフィロは1月9日(水)、「リーバイス」ブランドのアイウェアの企画、製造、販売について、ジーンズの老舗リーバイ・ストラウスとグローバルライセンス契約を締結したと発表した。
契約は2020年1月から発効し、2020年春夏シーズンから市場に展開される。契約期間は2024年11月までで、2029年までの5年間、契約をさらに継続できる。
サフィロはメガネ、サングラス、スポーツアイウェアを企画、製造、販売するイタリアの企業で、自社ブランドのほか、Dior(ディオール)、FENDI(フェンディ)、GIVENCHY(ジバンシー)など数多くのライセンスブランドを手がけている。
「Safilo Group - Corporate website」
(スクリーンショット)
サフィログループのCEO(最高経営責任者)Angelo Trocchia(アンジェロ・トロッキア)氏は、
「リーバイスとの提携は、我々のブランド展開において特に重要だ。リーバイスは世界ナンバーワンのデニムブランドで、世界中のミレニアル世代(※1)とジェネレーションZ(※2)に多大な影響力を持っており、今後最も成長性の高いコンテンポラリー市場(※3)、中でも成長のカギとなる中国などの新興市場でアピールできる。」
とするコメントを発表。
リーバイ・ストラウスでチーフ・プロダクト・オフィサーを務めるKaryn Hillman(キャリン・ヒルマン)氏は、
「アイウェアはリーバイスにとって重要な製品カテゴリーだ。サフィロと提携し、世界中の消費者にアイウェアを提供することで、真のライフスタイルブランドとして地位をさらに高められるだろう。」
とするコメントを発表した。
「Levi Strauss - Levi Strauss & Co」
(スクリーンショット)
※1:「米国で、2000年代に成人あるいは社会人になる世代。1980年代から2000年代初頭までに生まれた人をいうことが多く、ベビーブーマーの子世代にあたるY世代やデジタルネイティブと呼ばれる世代と重なる。」(「ミレニアル世代(ミレニアルせだい)の意味 - goo国語辞書」)
※2:「アメリカ合衆国においてジェネレーションYの次の世代(2000年代に生まれた世代[注 1])を「ジェネレーションZ」(Generation Z、Z世代)と呼称する。」(「ジェネレーションY - Wikipedia」)
※3:「コンテンポラリー」は「現代的」「当世風」といった意味。ファッションの分野では、「シャツが1枚10万円以上する高級ブランドほど高価ではないが、デザイン性があって頑張れば手が届く」(「手の届く「個性」 コンテンポラリーブランド - 朝日新聞ファッションニュース - 朝日新聞デジタル&w」)、「特別なときに着るデザイナーブランドに対して、現代的な感覚をもつお客様が毎日着る服のこと。」(「コンテンポラリー | FAST RETAILING CO., LTD.」)といった意味でも用いられる。