メガネブランド OWNDAYS（オンデーズ）は、目に携わる事業をおこなう企業として、同じ「目のパートナー」である盲導犬の育成、認知、普及を支援する活動「ONE VISION PROJECT」を開始する。
OWNDAYS（オンデーズ）は、日本盲導犬協会が掲げる「目の見えない人、見えにくい人が、行きたい時に、行きたい場所へ行くことができるように、私たちは、安全で快適な盲導犬との歩行を提供します」という使命に共鳴。2019年4月より、メガネ・サングラス1本毎の売上金額の一部を日本盲導犬協会に寄付（現物支給）し、盲導犬の育成を支援していく。
現在、日本の視覚障がい者数は約31.2万人。その中で盲導犬を必要とする潜在需要は約3,000人と言われているが、2018年時点の盲導犬の実働数は941頭とまだまだ不足している。盲導犬の現役期間は約8年で終了となるため、盲導犬ユーザーの多くは2頭目、3頭目の盲導犬を希望しているという。
盲導犬の育成は、生まれつきの資質がある犬を訓練することから始まる。1歳頃から訓練を重ね、数回の評価を経た後、晴れて盲導犬となれるのは全体の3割から4割だという。盲導犬の育成には多額の費用がかかるが、その9割以上は寄付金でまかなわれている。盲導犬候補の子犬を世話するパピーウォーカーや、盲導犬としての仕事を引退した犬の飼育など、多くのボランティアの協力によって盲導犬育成事業は支えられている。
視覚障がい者は自立と社会参加促進のために盲導犬を希望しているが、歩きにくい道路環境や公共施設での受け入れ拒否など、日本における盲導犬の受け入れ体制が十分でないことも指摘されている。日本盲導犬協会は、盲導犬受け入れに対する理解の促進にも取り組んでいる。
『人と盲導犬が笑顔で歩く社会へ』【教育用】盲導犬の基礎知識と私たちにできること - YouTube
OWNDAYS（オンデーズ）は「ONE VISION PROJECT」を通じて、盲導犬の育成、認知、普及を支援する以下のような活動をおこなっていく。
- 募金活動への協力
- 国公立学校キャラバン・道徳活動への支援
- 全国の商業施設での盲導犬啓発イベントの実施
- 盲導犬育成に必要な備品の支給
- 社員による盲導犬ボランティアへの参加促進
OWNDAYS（オンデーズ）は、8月30日(金)にイオンモール東浦店にて盲導犬のデモンストレーションを開催予定。障害物をどのように避けるのか？階段をどのように移動するのか？などの実演をおこなうほか、歩行や手引きの体験もできる。デモンストレーション修了後には、OWNDAYS（オンデーズ）スタッフによる募金活動の呼びかけを実施する。
OWNDAYS（オンデーズ）は「私たちは、共に見えるようになる」というコンセプトを掲げ、発展途上国を中心とするメガネ配布活動「OWNDAYS Eye Camp」を続けている。「ONE VISION PROJECT」は、「OWNDAYS Eye Camp」に続く OWNDAYS（オンデーズ）の新たなCSR活動となる。
▼EYE CAMP（アイキャンプ）｜メガネのオンデーズ（めがね・眼鏡）
OWNDAYS Eye Camp 2018 in Nepal (Report/JP) - YouTube
関連記事～盲導犬が登場するマンガ
スキーの事故で失明した香織。家族や親友に支えられながら懸命に生きてきたが、失明する前からつき合っていた恋人に当たり散らしたことで他の女性に心変わりし、失恋。
希望を失いかけていた香織に、親友の希が盲導犬を持つことを薦めるが、余程運が良くなければ盲導犬は貰えないから、と香織は無闇に希望を抱かないようにしていた。しかし運は巡り、盲導犬ハッピーが香織のもとへ。時を経て、ハッピーがリタイア後に2頭目のティンクルがやって来る。
