花粉対策用メガネの売れ行きが例年に比べて好調だ。
GLAFAS(グラファス)が大手メガネチェーン各社に聞いたところ、JINS(ジンズ)では例年の約2倍(1月)、Zoff(ゾフ)では前年比約1.6倍、眼鏡市場は1月が前年の約2.6倍、2月も約2.2倍となっている。例年よりも早い時期から販売数を伸ばしているのも特徴だ。
花粉の飛散開始が早い+ウィルス対策?
【日本気象協会 2020年春の花粉飛散予測 第4報】 https://t.co/fTQbE02vqT 2月13日、日本気象協会が発表した「2020年春の花粉飛散予測 第4報」によりま..
— tenki.jp (@tenkijp) February 13, 2020
花粉対策用メガネの売れ行きが好調な理由としては、「全国的に例年より早く花粉の飛散が開始」(日本気象協会「2020年 春の花粉飛散予測(第4報)」)したことのほか、
「1月は新型コロナウイルス予防のため、中国からの観光客の需要が急増。」(眼鏡市場)
「顧客にウィルスから目を守りたいという意識があるようで、花粉が眼に侵入するのを防ぐためのフード構造が、飛沫(ひまつ)を防ぐこともできるのでは?と注目を集めているようだ。」(Zoff)
「花粉防止以外にもウィルス対策(目に触れないため)として探している顧客も多く購入している。」(三城)
といった、新型コロナウイルスの影響も挙げられている。
【関連リンク】
▼コロナ目からの感染恐れ、花粉対策眼鏡の需要高まる - 社会 : 日刊スポーツ
大阪市内のドラッグストアでも、目からの接触感染もあり得るという情報から、購入者が増えているという。
女性や子ども、中高年の購入が増加
JINS 花粉Cut KIDS
年代や性別に着目すると、
「大人用モデルはもちろん、キッズ・ジュニア向けモデルも好調。」(JINS)
「例年は30代女性の売り上げが最も多いが、今年は40代以上の中高年の伸びが大きい(前年比3倍)。」(Zoff)
「2月末には花粉シーズンの本格化に伴い、特に女性や子どもの需要が急増。」(眼鏡市場)
といった声が聞かれ、幅広い層で購入者が増えている。
女性や子どもの購入が増えているのは、各社とも女性や子ども向けに小さいサイズを拡充していることが理由といえよう。
Zoff(ゾフ)は中高年の売り上げが伸びている理由について、
「ウィルス対策への意識が高い層が購入していることが考えられる。」
としている。
Zoff(ゾフ)の「AIR VISOR(エア・バイザー)」は、幅広い層にフィットするようXS~Lまで4サイズを展開。
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フード着脱タイプも人気
Zoff +Protect(ゾフ・プロテクト)はフードが取り外し可能。
フードを取り外せば、普通のメガネとしても使える。
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花粉が目に侵入するのを防ぐフードが着脱できるタイプが売れているのも、今年の特徴だ。
「フードを取り外せば普通のメガネとして使用できるので、花粉シーズンだけでなく1年中使えることが支持されている。今年から導入した女性向けのSサイズも人気。」(Zoff)
「フードを取り外して丸洗いできる点も購入の決め手。ゴーグルっぽくない、普通のメガネに近いデザインが掛けやすいと好評。」(眼鏡市場)
といったメリットが人気の理由のようだ。
【フード着脱可能な花粉対策用メガネ】
レンズのくもり止めも人気
Zoff(ゾフ)「曇り止めスプレー (くもりどめスプレー) 」
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花粉対策、ウィルス対策としてマスクを着用する人が非常に多いが、マスクとメガネを同時に着用すると、メガネのレンズがくもりやすいのが悩みの種だ。
Zoff(ゾフ)では、メガネレンズ用のくもり止めスプレーが、前年比約2.5倍、同社としては過去最高の売り上げを記録しているという。
三城では、花粉対策用メガネに度付きレンズを入れる顧客も多く、くもり止め効果とUVカット機能が付いたレンズが好評とのことだ。
「花粉メガネ|花粉カット率97% フィット感抜群でコスパ最強メガネ | FEATURE ー特集ー | パリミキ・メガネの三城」
(スクリーンショット)
今回取材した大手メガネチェーン各社の花粉対策用メガネ
▼【花粉対策メガネ】花粉を最大98%カット、JINS 花粉CUT | メガネ(眼鏡・めがね)のJINS
▼Zoff +PROTECT(ゾフ・プロテクト)|メガネのZoffオンラインストア
▼花粉メガネ|花粉カット率97% フィット感抜群でコスパ最強メガネ | FEATURE ー特集ー | パリミキ・メガネの三城