東京オリンピックの卓球混合ダブルスで伊藤美誠選手とのペアで金メダルを獲得し、現役を引退した水谷隼さんが、スポーツアイウェアブランド「SWANS(スワンズ)」のアンバサダーに就任した。
これを機に、水谷隼さんとSWANS(スワンズ)は、屋内競技でアスリートがプレイに集中できるよう、まぶしさを抑え、ボールなどの対象物を見えやすくするレンズや、激しい動きでもズレないフレームなどの製品開発を進め、プロ・アマ問わずアスリートをサポートしていく。
山本光学様とアンバサダー契約を結びました
— 水谷隼 Jun Mizutani (@Mizutani__Jun) December 8, 2021
試合中に付けて話題になったあのサングラスです^ ^
屋内外問わず様々なスポーツで力を引き出してくれますよーhttps://t.co/IcOWcH4alC pic.twitter.com/JGgecTd35j
水谷隼とSWANS(スワンズ)との出会いは、2019年2月頃。卓球は近年、イベント性が高まって会場がライトアップされるようになり、まぶしさやボールの見えづらさなどを感じた水谷隼さんが、SWANS(スワンズ)に相談したのがきっかけだった。
水谷隼さんからの相談を受け、SWANS(スワンズ)のサポートチームが練習場所に何度も訪問し、さまざまな種類のレンズをテスト。約10ヶ月をかけて、屋内競技の環境下で適度にまぶしさを抑えつつ、視界全体のコントラストを高めて、白いものが見やすいレンズを開発したという。
このレンズを装着したアイウェア「E-NOX NEURON20’(イーノックスニューロン・トゥエンティ)」は、東京オリンピックなどで水谷隼さんのプレイをアシストし、独特なルックスと共に話題を集めた。
SWANS(スワンズ)「E-NOX NEURON20’(イーノックスニューロン・トゥエンティ)」を手にする水谷隼さん
SWANS(スワンズ)
E-NOX NEURON20’(イーノックスニューロン・トゥエンティ)
重心を下げることで、激しい動きでのズレを極限まで抑え、サーブなどで上を見上げる際にも広い視界を確保する「アンダーテンプルデザイン」を採用。
2021年秋に限定発売された(下記リンク参照)。
(写真上)裸眼での見え方(イメージ)
(写真下)ウルトラライトアイスブルーレンズを通した見え方(イメージ)
E-NOX NEURON20’(イーノックスニューロン・トゥエンティ)に搭載された「ウルトラライトアイスブルーレンズ」は、光量が少ない環境下でも視界の明るさを保ちつつ、まぶしさを適度にやわらげ、コートやボール、相手選手の動きなどのコントラストを高め、認識しやすくする。
SWANS(スワンズ)は山本光学が展開するスポーツアイウェアブランドで、プロゴルファーの石川遼、プロ野球の源田壮亮(西武ライオンズ)や近本光司(阪神タイガース)をはじめとするトップアスリートにも愛用されている。
SWANS(スワンズ)のアイウェアは、優れたデザインや機能が評価され、グッドデザイン賞や日本メガネ大賞も受賞している。
(左)山本光学株式会社 代表取締役社長 山本直之氏
(右)水谷隼さん
水谷隼さんのコメント
山本光学さんには私の悩みに向き合っていただき、サポートしていただいたことに感謝しています。2021年の国際大会ではアイウェアのおかげで明るい会場の中でもしっかりとボールの回転や相手の動きをとらえることができ、勝利につながりました。大会後、山本光学さんからは私と同じような悩みを持っていらっしゃる方からの問い合わせが多く寄せられたと聞きました。
現役は引退しましたが、今回アンバサダーに就任させていただき、今後は私の経験を生かして卓球競技をはじめとした、屋内競技で快適にプレーできるアイウェア開発をともに行っていきたいと思います。
水谷隼さん プロフィール
水谷 隼(みずたに じゅん)
木下グループ所属
1989年6月9日生まれ。静岡県磐田市出身。
5歳より卓球競技を始め、15歳10ヶ月で世界卓球選手権日本代表に選出(当時最年少記録)。
17歳7ヶ月での全日本卓球選手権優勝(当時最年少記録)。
2016年:リオ五輪・男子団体にて銀メダル、男子個人にて銅メダル。
2017年:全日本卓球選手権・男子シングルス金メダル(4年連続9度目)。
2018年:全日本卓球選手権・男子ダブルス金メダル。
2019年:ITTFワールドツアー・グランドファイナル混合ダブルスにて銀メダル。
2020年:ITTFワールドツアー・ドイツオープン混合ダブルスにて銀メダル。ITTFワールドツアー・カタールオープン混合ダブルスにて銅メダル。
2021年:東京五輪・混合ダブルスにて金メダル、男子団体にて銅メダル。