ファーウェイ・ジャパンは、オーディオグラスの新製品「HUAWEI Eyewear 2」を11月24日(金)に発売する。
前製品「HUAWEI Eyewear」同様、メガネブランドOWNDAYS(オンデーズ)とのコラボモデル「OWNDAYS×HUAWEI Eyewear 2」も登場し、こちらは11月3日(金)より発売中だ。
HUAWEI Eyewear 2
OWNDAYS×HUAWEI Eyewear 2
「HUAWEI Eyewear 2」と「OWNDAYS×HUAWEI Eyewear 2」のオーディオグラスとしての機能は全てテンプルに搭載されており、両者で共通のテンプルを使用している。そのため、オーディオグラスとしての機能、性能などは両者で共通となっている。
オーディオグラスとは?
オーディオグラスとは、スピーカーとマイクをテンプル(つる)に搭載したメガネのことだ。スマートフォンに接続して使用するイヤホンの機能を搭載したメガネとも言える。
オーディオグラスは、スマートフォンやパソコンとBluetoothを介して接続して、音楽を聴いたり、電話をかけたりすることができ、オンライン会議にも使える。スマートフォンに接続して使うイヤホン同様、リモコン機能も搭載しており、電話の着信応答、音楽再生、ボリューム調整などの操作が可能だ。
オーディオグラスは、ビジネス、動画鑑賞、家事や育児など日常生活、アウトドアなど、幅広いシーンで使える。
オーディオグラスは耳をふさがずに使用できるので、「周囲の音が聞き取りやすい」、「耳を圧迫しないので、長時間使用していても疲れにくい」といった特長がある。イヤホンやヘッドホンに対するメリットといえよう。
HUAWEI Eyewear 2・OWNDAYS×HUAWEI Eyewear 2の特長・前製品との違い
HUAWEI Eyewear 2の特長
「快適な薄型軽量」
「音漏れ防止設計」
「パワフルなバッテリー」
「クリアな高音質」
「IP54防塵防滴」
「ファッショナブルな外観と優れた素材」
新製品「HUAWEI Eyewear 2」「OWNDAYS×HUAWEI Eyewear 2」の特長や前製品「HUAWEI Eyewear」との違いは、大きく以下の4つが挙げられる。
約9.7mmのスリムなテンプル
「HUAWEI Eyewear 2」「OWNDAYS×HUAWEI Eyewear 2」のテンプルは、さまざまな顔の形にフィットするよう人間工学に基づいて設計されており、肌に優しく、柔軟で変形しにくい素材を使用している。テンプルの最も広い部分は約9.7mmで、前製品に比べて約20%スリムに、モダン(耳に掛かる部分)は約28%スリムになっている。テンプルがスリムになったことで、フィット感の向上や普通のメガネに近い自然な見た目が期待できそうだ。
音漏れがさらに減少
「HUAWEI Eyewear 2」「OWNDAYS×HUAWEI Eyewear 2」は、「新たな上下対称的なスピーカー設計」、「逆音波アルゴリズム2.0」、「風ノイズ低減設計」を採用することで、小さな音量でも聞き取りやすくなった結果、前製品に比べて音漏れが少なくなったという。
新たな上下対称的なスピーカー設計により、下向きのスピーカーから耳にピンポイントに音声を出力しつつ、上向きのスピーカーから漏れた音を打ち消す音を出力することで、音漏れを減らしている。
自動的に周囲の環境音を識別し、エレベーターや会議室などの静かな環境では、自動的に音量を抑える「スマート音量調整機能」(※3)も搭載しており、音漏れの減少に貢献している。
※1:スマート音量調整機能は、通話中の音量レベルが8以下の場合に効果的。通話音量が大きくなったり(最高レベルは15)、環境音が変化したりすると、効果に若干の影響が出る場合がある。
最大11時間の音楽再生・最大9時間の音声通話が可能
「HUAWEI Eyewear 2」「OWNDAYS×HUAWEI Eyewear 2」は、前製品と比べて消費減力が軽減したのと同時に、バッテリー容量が約30%アップ。フル充電状態で最大11時間の音楽再生または最大9時間の音声通話が可能だ(※2)。約10分充電することで最大3時間の音声再生が可能で、約50分でフル充電できる(※3)。
※2:バッテリー駆動時間および充電データは、AAC形式の音声を60%の音量レベルで、デフォルトの設定を使用して再生した場合の結果。音量、オーディオソース、環境干渉、製品機能、および使用習慣によって異なる場合がある。
※3:充電データは、Type-C充電ケーブルと5V1A以上の標準充電器を使用し、周囲温度25℃で実施したファーウェイラボのテスト結果によるもの。バッテリーの特性上、周囲温度が下がると充電速度が遅くなることに注意。
音量と低音の迫力がアップ
「HUAWEI Eyewear 2」「OWNDAYS×HUAWEI Eyewear 2」は、新設計のスピーカーを採用したことで、前製品に比べて音量が約30%アップし、低音域の迫力も増したという。
音質については、以下の記事による解説が参考になるかもしれない。
- オーディオグラスの完成形かも!? 「OWNDAYS×HUAWEI Eyewear 2」は快適さ、音質、通話性能すべてが優秀 | &GP - Part 2
- 【レビュー】もはや“生活必需品”。ながら聴きの理想形、メガネ型「Huawei Eyewear」 - AV Watch
HUAWEI Eyewear 2 商品ラインナップ
HUAWEI Eyewear 2
ファーウェイ・ジャパンから発売される「HUAWEI Eyewear 2」は、ブラックとチタニウムシルバーの2種類だ。参考価格はブラックが37,800円(税込)、チタニウムシルバーが47,800円(税込)で、いずれもレンズ代は別料金となっている。購入時に付いているレンズは見本用であり、そのまま使用すると目に悪影響を及ぼす可能性があるので、度数が必要ない人もレンズを交換することをおすすめする。
ブラック・チタニウムシルバーともに、OWNDAYS(オンデーズ)でのレンズ交換が10%OFFになるチケットが利用できる(※4)。オプションレンズを含む全てのレンズ割引の対象となるので、視力や用途に合わせてレンズを選べる。
OWNDAYS(オンデーズ)でのレンズ交換は、基本料金が7,700円(税込)となっている。オプションレンズの種類や追加料金などの詳細については、下記リンクで確認できる。
※4:日本国内店舗のみで利用可能。オンラインストアおよび日本国外の店舗では利用不可。
HUAWEI Eyewear 2 ブラック
ブラックはウェリントン型のハーフリム(下半分ふちなし、ナイロールとも呼ばれる)で、クラシカルな雰囲気のあるデザイン。テンプルはアセテート(プラスチック製メガネフレームで最もポピュラーな樹脂素材)とメタルプレートで作られており、クラシカルなフロントと相まって落ち着いた雰囲気を醸し出している。
HUAWEI Eyewear 2 チタニウムシルバー
チタニウムシルバーは左右を貫くラインが印象的なデザインで、レンズは鼻側の1箇所でネジを使って固定されている。フロントは軽量かつ丈夫なベータチタン合金製で、テンプルにはリモコンのタッチ操作に影響を及ぼさずに金属のような質感を実現したナノNCVMコーティングが施されている。
HUAWEI Eyewear 2 スペック
製品名 | HUAWEI Eyewear 2 | |
カラー | ブラック | チタニウムシルバー |
重量(レンズ抜き) ※1 | 約30.8g | 約28.8g |
スピーカー | 同一指向型デュアル振動板スピーカー | |
コーデック | SBC/AAC | |
再生周波数帯域 | 100Hz - 12,000Hz | |
マルチポイント機能 | 最大2台同時接続可能 | |
コントロール操作 | ダブルタップ/長押し/スライド | |
マイク | デュアルマイク設計 | |
風ノイズ軽減設計 | ○ | |
通信規格 | Bluetooth 5.3 | |
バッテリー持続時間 ※2 | 音楽再生:最大11時間 音声通話:最大9時間 待機94時間(装着時、Bluetooth接続なし) |
|
満充電時間 ※3 | 約50分 | |
装着検知 | ○ | |
耐水レベル | IP54 ※4 | |
対応OS | iOS/Android/Mac/Windows | |
付属品 | ケース 充電ケーブル クイックスタートガイド 保証とアフターサービスのご案内 クリーニングクロス |
※1:製品サイズ、本体重量、関連仕様は、製品個体により若干異なる場合がある。実際の製品に準拠する。
※2:バッテリー駆動時間および充電データは、AAC形式の音声を60%の音量レベルで、デフォルトの設定を使用して再生した場合の結果。音量、オーディオソース、環境干渉、製品機能、および使用習慣によって異なる場合がある。
※3:充電データは、Type-C充電ケーブルと5V1A以上の標準充電器を使用し、周囲温度25℃で実施したファーウェイラボのテスト結果によるもの。バッテリーの特性上、周囲温度が下がると充電速度が遅くなることに注意。
※4:通常の環境下での防じん・防滴性能を備えている。水に関連する活動中は製品を着用しないことを推奨。防じん防滴性能は永久的なものではなく、日常的な摩耗により性能が低下することがある。湿気の多い場所での充電は避けること。
OWNDAYS×HUAWEI Eyewear 2 商品ラインナップ
OWNDAYS×HUAWEI Eyewear 2
OWNDAYS(オンデーズ)にて販売されている「OWNDAYS×HUAWEI Eyewear 2」は、4型各2色の全8種類。年間350万件というOWNDAYS(オンデーズ)の販売データから、前回のコラボ製品を購入した30代~50代の男性、今回のターゲット層である30代~40代の女性の購入傾向を分析し、顔によりなじみやすくて掛けやすいフロントデザインとカラーを今回のコラボ製品に採用したという。
価格はいずれも薄型非球面レンズの代金込みで37,800円(税込)。追加料金がかかるが、カラーレンズや遠近両用レンズなどのオプションレンズも選べる。ファーウェイ・ジャパンから発売される「HUAWEI Eyewear 2」も同じ価格から購入できるがレンズ代金は含まれていないので、「OWNDAYS×HUAWEI Eyewear 2」のほうが最終的には安く購入できる。
フロントパーツの上に装着して、ワンタッチでサングラスとして使える「SNAP LENS」が、全てのモデルに対応しているのも「OWNDAYS×HUAWEI Eyewear 2」の魅力だ。「SNAP LENS」は、路面や水面などのギラつきや反射を抑える偏光レンズを搭載しているので、通常のサングラスよりもクリアな視界が得られるのもうれしい。価格は1,650円(税込)だが、「OWNDAYS×HUAWEI Eyewear 2」がメガネとしてもサングラスとしても使えるようになるのは便利に違いない。
HWF2003N-3A(スクエア型)
前回のコラボでも人気だったというスクエア型。カジュアル、ビジネスなどシーンを問わず使いやすい定番シェイプ。
OWNDAYS×HUAWEI Eyewear 2
HWF2003N-3A
カラー:(左)ブラック・(右)クリアグレー
OWNDAYS×HUAWEI Eyewear 2
HWF2003N-3A+SNAP LENS
HWF2004N-3A(ブロウスクエア型)
フロント上部をまゆのように太くしたデザインのブロウスクエア型。プラスチックとメタルを組み合わせたコンビネーションタイプで、スタイリッシュな印象になれそう。
OWNDAYS×HUAWEI Eyewear 2
HWF2004N-3A
カラー:(左)ブラック・(右)クリアグレー
OWNDAYS×HUAWEI Eyewear 2
HWF2004N-3A+SNAP LENS
HWF2005N-3A(ウェリントン型)
定番のウェリントン型。掛けるシチュエーションを選びにくく、おだやかで親しみやすい印象に見せてくれそう。
OWNDAYS×HUAWEI Eyewear 2
HWF2005N-3A
カラー:(左)ブラック・(右)クリアブラウン
OWNDAYS×HUAWEI Eyewear 2
HWF2005N-3A+SNAP LENS
HWF2006N-3A(ボストンウェリントン型)
定番のボストンとウェリントンをいいとこ取りしたボストンウェリントン型。男女問わずに掛けやすく、トレンド感も演出。
OWNDAYS×HUAWEI Eyewear 2
HWF2006N-3A
カラー:(左)ブラック・(右)クリアブラウン
OWNDAYS×HUAWEI Eyewear 2
HWF2006N-3A+SNAP LENS
OWNDAYS×HUAWEI Eyewear 2 スペック
製品名 | OWNDAYS×HUAWEI Eyewear 2 | |||
型番 | HWF2003N-3A (スクエア型) |
HWF2004N-3A (ブロウスクエア型) |
HWF2005N-3A (ウェリントン型) |
HWF2006N-3A (ボストンウェリントン型) |
重量(レンズ抜き) ※1 | 29.5g | 32.5g | 31.0g | 31.0g |
スピーカー | 同一指向型デュアル振動板スピーカー | |||
コーデック | SBC/AAC | |||
再生周波数帯域 | 100Hz - 12,000Hz | |||
マルチポイント機能 | 最大2台同時接続可能 | |||
コントロール操作 | ダブルタップ/長押し/スライド | |||
マイク | デュアルマイク設計 | |||
風ノイズ軽減設計 | ○ | |||
通信規格 | Bluetooth 5.3 | |||
バッテリー持続時間 ※2 | 音楽再生:最大11時間 音声通話:最大9時間 待機94時間(装着時、Bluetooth接続なし) |
|||
満充電時間 ※3 | 約50分 | |||
装着検知 | ○ | |||
耐水レベル | IP54 ※4 | |||
対応OS | iOS/Android/Mac/Windows | |||
付属品 | ケース 充電ケーブル クイックスタートガイド 保証とアフターサービスのご案内 クリーニングクロス |
※1:製品サイズ、本体重量、関連仕様は、製品個体により若干異なる場合がある。実際の製品に準拠する。
※2:バッテリー駆動時間および充電データは、AAC形式の音声を60%の音量レベルで、デフォルトの設定を使用して再生した場合の結果。音量、オーディオソース、環境干渉、製品機能、および使用習慣によって異なる場合がある。
※3:充電データは、Type-C充電ケーブルと5V1A以上の標準充電器を使用し、周囲温度25℃で実施したファーウェイラボのテスト結果によるもの。バッテリーの特性上、周囲温度が下がると充電速度が遅くなることに注意。
※4:通常の環境下での防じん・防滴性能を備えている。水に関連する活動中は製品を着用しないことを推奨。防じん防滴性能は永久的なものではなく、日常的な摩耗により性能が低下することがある。湿気の多い場所での充電は避けること。
HUAWEI Eyewear 2とOWNDAYS×HUAWEI Eyewear 2との違いを比較
前述の通り、「HUAWEI Eyewear 2」と「OWNDAYS×HUAWEI Eyewear 2」は、オーディオグラスとしての機能に違いはない。両者の違いは「フロントのデザイン」と「レンズ代を含めた価格」だ。
スタイリッシュなデザインvs顔になじみやすいデザイン
フロントのデザインは、「HUAWEI Eyewear 2」は2種類、「OWNDAYS×HUAWEI Eyewear 2」は4種類の中から選べる。
「HUAWEI Eyewear 2」のフロントは、2種類ともシャープでスタイリッシュなイメージで、どちらかというと男性に似合いそうだ。オーディオグラスという、ちょっと特別なメガネを掛けている気分を高めたい人におすすめかもしれない。
HUAWEI Eyewear 2
「OWNDAYS×HUAWEI Eyewear 2」は、前述の通り「顔によりなじみやすくて掛けやすいデザイン」で、男女問わず似合いそうな形とカラーがそろっている。オーディオグラスを気負わずに使いたい人におすすめかかもしれない。サングラスとしても使える「SNAP LENS」が使えるので、使えるシーンがさらに広がりそうなのもうれしい。
OWNDAYS×HUAWEI Eyewear 2
OWNDAYS×HUAWEI Eyewear 2のほうがレンズ代込みの価格で安い
レンズ代を含めた価格は、「HUAWEI Eyewear 2」はレンズ代別で37,800円(税込)からのに対して、「OWNDAYS×HUAWEI Eyewear 2」はレンズ代込みで37,800円(税込)なので、レンズ代を含めたトータルな価格では、「OWNDAYS×HUAWEI Eyewear 2」のほうが安くてお得だ。
コスパを重視する人には、レンズ代を含めた価格が安い「OWNDAYS×HUAWEI Eyewear 2」がおすすめだ。
編集後記
オーディオグラスがOWNDAYSというメガネ店で買えることは、メガネユーザーには朗報ではないだろうか?
メガネ店で売っているなら、安心して度付きレンズに交換できると思う人もいるにちがいない。
HUAWEI Eyewear 2は前製品に比べて、バッテリー持続時間も音質も向上し、音漏れも減少し、オーディオグラスとしての機能が着実に進化している。テンプルがスリムになって、見た目がより自然になったのもうれしい。
オーディオグラスがほしい人にとって、HUAWEI Eyewear 2は非常に魅力ある選択肢となるだろう。
(GLAFAS(グラファス)ひとり編集部編集長 さくらヒロシ)